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羽田まりな選手が
東京2025デフリンピック
女子バスケットボール
金メダルを獲得!

 2025年11月15日~26日に開催されました、第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025の女子バスケットボール競技において、
九州共立大学2年の羽田まりな選手が日本代表として出場し、日本女子代表チーム初の金メダルを獲得しました。

決勝ではアメリカを65-64の1点差で破り、初の金メダル獲得となりました。

以下、羽田選手のインタビューをご紹介します。

羽田まりな選手インタビュー

── 金メダルを手にした瞬間の気持ち
「良かった、安心した…」という気持ちがまず込み上げてきました。
ただ、しばらくは“自分が金メダルを取った”という実感がなく、不思議な感覚でした。
周りの方から「おめでとう」「すごいね」と声をかけていただくうちに、少しずつ
“世界の舞台で勝つということは、本当に特別なことなんだ”と実感が湧いてきました。

── 頑張ってよかったと思えた瞬間
大会では1試合目から厳しい試合が続きました。
相手はパワーも身長もあり、苦しい時間帯も多かったのですが、
「絶対に止める」「自分を信じきる」気持ちで粘り続け、最後まで守り切れた試合がありました。
その瞬間に、“ここまで頑張ってきてよかった”と心から思いました。

── デフリンピックで大切にした心がけ
チームの目標は「金メダル」。
その目標からぶれないことを、ずっと大切にしていました。
行動も気持ちも、その一点に向けて整えるよう意識していました。
また、ルーティンというほど特別なものはありませんが、
緊張をほぐすために、できるだけチームメイトと話すようにしていました。
会話をすることで気持ちが和らぎ、普段通りの自分で試合に臨むことができました。

── つらい時・うまくいかない時の乗り越え方
シュートが入らないとすぐ落ち込んでいたこともありました。
でもアシスタントコーチから「すぐ切り替えていこう」「次に集中」
と声をかけてもらい、気持ちの立て直しができるようになりました。
バスケットは展開の早い競技です。
落ち込んでいる時間はなく、“勝つために、できることをやり続ける”
この意識が、最後まで戦い抜く力になりました。

── 一番「ありがとう」を伝えたい人
一番はやっぱり“家族”です。
小学校の頃から環境の良いチームに送り出してくれて、ずっと支えてくれました。
今回のデフリンピックでも、最初から最後まで応援に駆けつけて支えてくれて、
家族の存在が本当に大きな力になりました。

── 学生へのメッセージ
目標に向かう道のりには、苦しいことや小さな壁がたくさんあります。
でも、その一つひとつの瞬間を“どう楽しむか”で、結果は変わると思っています。
もし今つらい時期でも、「違う視点で見てみよう」「楽しんでやってみよう」
と考えてみると、前に進む力になります。
達成した先には必ず大きな喜びが待っています。
大丈夫、皆さんならきっとできます。