学生生活
ハラスメントについて
九州共立大学は、学生・教職員等の安全と尊厳を脅かすいかなる人権侵害も容認しません。
本学は、すべての構成員が個人として尊厳され、快適な教育・研究環境および労働環境を保証するため、ハラスメントが発生しない大学を目指します。
ハラスメントとは?
ハラスメント(harassment)とはいろいろな場面での『嫌がらせ、いじめ』を言います。
その種類は様々ですが、他者に対する発言・言動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指します。
重要なことは相手がどのように感じ、考えるかは個人によって違うということであり、この点を充分認識して行動しましょう。また、被害にあった場合は速やかに相談しましょう。
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アカデミック・ハラスメント
- 学習意欲があるのに、適切な指導をしてくれない
- 「お前はバカだ」等、個人の能力や性格について不適切な発言をされた
- 個人指導をするからと、不必要に自宅に呼ばれたり、休日に呼び出されたりした
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パワー・ハラスメント
- 上司・先輩等に不必要に怒鳴りつけられた
- 自分のいないところで、他の人に、欠点やミス、陰口を言いふらされた
- 職務上の必要な情報を意図的に伝えてもらえない
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アルコール・ハラスメント
- 飲酒を強要された
- 無理に一気飲みをさせられた
- 意図的に酔いつぶされた
- 酔った勢いで迷惑な発言・言動をされた
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セクシュアル・ハラスメント
- 授業中に卑猥な発言をされた
- 交際を迫られたり、つきまとわれた
- 飲み会等で不必要に身体接触された
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ジェンダー・ハラスメント
- 女性だからということで、お茶だしを頼まれた
- 女性だからということで、酒席でお酌を強要された
- 男性だからということで、リーダーになるよう強要された
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モラル・ハラスメント
- 口を利いてもらえない・無視された
- 周囲に悪口を言いふらされた
- インターネットのサイトで個人攻撃をされた
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スモーク・ハラスメント
- 喫煙所ではないところで、喫煙された
- 車中等で、非喫煙者がいるのに喫煙をする
一人で悩まないで相談しましょう!
被害にあったとき・
みかけたときは・・・・
【ハラスメントの被害を受けた場合】
ハラスメントの被害を受けた場合は、声をあげることが大切です。
加害者がたとえ先生や先輩・職員・上司であっても勇気を持って言葉と態度で「ノー」というメッセージを伝えましょう。
【自分を責めない】
自分を責める必要はありません。被害にあっても、あなたが悪いのではありません。悪いのは、加害者です。
【記録する】
なるべく記録を残しましょう。
「いつ・どこで・だれから・どのようなことをされたか」を記録しておきましょう。
【見かけたときは】
就学・課外活動・研究といった諸活動において、弱い立場の人が存在するキャンパスでは、ハラスメントは起こり得る問題です。周囲にハラスメントにあっている人がいたら助けてあげましょう。
相談しましょう
- 信頼できる誰かに相談するか、相談員に相談しましょう。
- 相談員は、あなたのプライバシーを堅く守りますので、安心して相談してください。
- 相談者、関係者に不利益が及ばないように、万全の措置を講じます。
男性がセクシャルハラスメントの被害者となるケースもあります。「男性ならこれくらい我慢しなければ」「男子がセクシャルハラスメントの相談なんて」と思わずに相談してください。
問題解決へのQ&A
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不快な行為を受けていますがそれがハラスメントかどうかわかりません。
不快な行為に対しては毅然と「No!」という気持ちを相手に伝えることが理想ですが、まずは相談員に相談し、事実関係をできるだけ詳しく記録しましょう。
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相談員はどのように選べばいいのですか?(相談員の役割)
本学の相談員は下記の通りです。自分の所属する学部や学科の相談員である必要はありません。希望する相談員に連絡を取ってください。電話や手紙、Eメールでの相談も受け付けます。
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相談員は何をしてくれるのですか?(相談員の役割)
相談員はあなたの話に真剣に耳を傾けます。そしてただ話を聞いてほしいだけなのか、一歩進んで何かをしたいのか、したくないのか、何をして欲しいのか、して欲しくないのか、など必ずあなたの意思を確認し、尊重しながら解決の道筋を一緒に探します。
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相談した事が周りに知られることはありませんか?(守秘義務)
相談員はプライバシーを必ず守ります。相談員は、あなたの意思を尊重しますので、あなたが望まない限り相談内容が第三者に漏れることはありません。
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相談したことで相手から仕返しや報復されることが怖いのですが…。(二次被害防止)
相談者や当該委員会は、秘密を厳守するとともに、相談により被害者および証言者に不利益や二次被害が生じないように最大限に努めます。