2025年7月4日(金)～6日(日)にかけて東京・国立競技場にて、第109回日本陸上競技選手権大会が開催されました。
本大会は、同じく東京・国立競技場で9月に開催される2025世界陸上競技選手権大会の日本代表選手選考会も兼ねています。
本学関係者からは、卒業生を含めた23名（本学学生15名・OBOG8名）が出場し、2名が優勝、12名が入賞を果たしました。
大会初日、女子円盤投では、本学OGの郡菜々佳(現・サトウ食品新潟アルビレックスRC所属)が2年連続、通算3度目の優勝を飾りました。郡はこれまでに砲丸投で7度（2017年〜2024年※2019年を除く)優勝しており、今回の円盤投優勝を含めると、日本選手権での優勝回数は通算10回となる快挙です。また、郡に続き友利晟弓(スポーツ学部3年・那覇西高校出身・沖縄県)が第８位入賞。男子円盤投では、本学OBの山下航生(現・ヒマラヤスポーツ所属)が第4位、藤原孝史朗(スポーツ学研究科M2年・沖縄カトリック高校出身・沖縄県)が第7位に入り、いずれも健闘しました。
さらに女子やり投では、今年怪我から復帰した辻萌々子(スポーツ学部4年・名古屋大谷高校出身・愛知県)が、日本選手権初出場ながら自己記録57m86に迫る57m26を記録し、表彰台にあと一歩となる第4位に入賞。加えて、山元祐季(本学OG/現・高田工業所所属)が第8位に入賞するなど、大会初日から「投擲の名門・九州共立大学」の強さが際立つ結果となりました。
大会2日目も、フィールド種目での活躍が光りました。中でも女子ハンマー投では、村上来花(スポーツ学部4年・弘前実業高校出身・青森県)が、昨年自身が樹立した日本学生記録を更新する66m88を投げて初優勝を飾りました。この記録は2011年に綾真澄(当時・丸善工業所属)がマークした大会記録66m32を14年ぶりに塗り替える大会新記録でもあり、大変素晴らしい結果でした。さらに村上に続き、嶋本美海(スポーツ学部2年・添上高校出身・奈良県)が第5位、勝冶玲海(スポーツ学研究科M2年・安芸高校出身・広島県)が第8位に入賞しました。
また、男子ハンマー投では本学OBの中川達斗(現・サトウ食品新潟アルビレックスRC所属)が第2位、同じく木村友大(現・ゼンリン所属)が第5位に入賞しました。
さらに、男子やり投で吉野壱圭(スポーツ学研究科M1年・添上高校出身・奈良県)が第8位、男子三段跳では深井敦央(スポーツ学研究科M2年・九州学院高校出身・熊本県)が第8位に入賞するなど、多くの種目で本学関係者の活躍が目立ちました。
大会最終日には、女子砲丸投に学関係者3名が出場し、村瀬にこ(スポーツ学部3年・浜松工業高校出身・静岡県)が日本選手権初出場で第5位に入賞しました。
大会3日間を通じて、九州共立大学陸上競技部及び卒業生の活躍が随所で見られた大会となりました。
この結果は、日頃よりご支援・ご声援くださっている皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
世界陸上に向けた挑戦はこれからも続きます。引き続き、温かい応援をよろしくお願いいたします。
出場選手の主な結果は以下のとおりです。
(1日目)
◉ 女子円盤投
優 勝 56m42 郡 菜々佳(スポーツ学研究科OG/現・サトウ食品新潟アルビレックスRC所属) ※大会2連覇・3回目の優勝
第8位 45m14 友利晟弓(スポーツ学部3年・那覇西高校出身・沖縄県)
◉ 男子円盤投
第4位 56m83 山下航生(スポーツ学研究科OB/現・ヒマラヤスポーツ所属)
第7位 51m97 藤原孝史朗(スポーツ学研究科M2年・沖縄カトリック高校出身・沖縄県)
◉ 女子やり投
第4位 57m26 辻萌々子(スポーツ学部4年・名古屋大谷高校出身・愛知県)
第8位 55m06 山元祐季(スポーツ学研究科OG/現・高田工業所所属)
(2日目)
◉ 男子ハンマー投
第2位 71m87 中川達斗(スポーツ学研究科OB/現・サトウ食品新潟アルビレックスRC所属)
第5位 66m47 木村友大(スポーツ学研究科OB/現・ゼンリン所属)
◉ 女子ハンマー投
優 勝 66m88 村上来花(スポーツ学部4年・弘前実業高校出身・青森県) ※ 初優勝・大会新・日本学生新
第5位 62m64 嶋本美海(スポーツ学部2年・添上高校出身・奈良県)
第8位 58m87 勝冶玲海(スポーツ学研究科M2年・安芸高校出身・広島県)
◉ 男子やり投
第8位 74m40 吉野壱圭(スポーツ学研究科M1年・添上高校出身・奈良県)
◉ 男子三段跳
第8位 15m95 深井敦央(スポーツ学研究科M2年・九州学院高校出身・熊本県)
(3日目)
◉ 女子砲丸投
第5位 14m76 村瀬にこ(スポーツ学部3年・浜松工業高校出身・静岡県)
文責：山口恭平(コーチ)
以上
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2025.07.11