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写真:スポーツ学部 スポーツ学科助手 助手 (Nishino Taiyo)
教員氏名 西野 太陽
ローマ字 Nishino Taiyo
所属学部 スポーツ学部
所属学科 スポーツ学科
職 名 助手
研究室 スポーツ学部A館3階 助手室
メールアドレス nishino@kyukyo-u.ac.jp
取得学位 修士(コーチング実践学)
学歴 日本体育大学大学院 体育学研究科コーチング実践学学位プログラム 博士前期課程修了
専門分野 コーチング学
所属学会名 日本体育・スポーツ・健康学会 
日本コーチング学会 
日本野球学会 
教育研究社会活動の概要 【教育活動】
2024年4月 日本体育大学 コーチング学 TA(〜2025年3月)


【課外活動】
2023年4月 神奈川県立市ヶ尾高校硬式野球部 コーチ(〜2025年3月)
担当授業科目 授業補助
社会貢献・国際連携等 【社会活動】
2024年10月 SFT-NSSU HOPE PROJECT「国際情勢に応じた海外アスリート支援事業」(〜2025年2月)


【資格】
小学校教諭一種免許状
中学校教諭専修免許状(保健体育)
高等学校教諭専修免許状(保健体育)
健康運動実践指導者
JPSUスポーツトレーナー
日本スポーツ協会公認 スポーツコーチングリーダー
日本スポーツ協会公認 軟式野球コーチ3
種 類 著書・
学術論文の名称
単著
共著
発行
年月等
発行所等 概 要
学会発表
学会発表 フィードバックの質向上に向けたアクションリサーチ〜新米投手コーチの実践知獲得過程〜 共著 2025.3. 日本コーチング学会第36回大会(筑波大学)  本研究の目的は,アクションリサーチ(AR)を活用し,フィードバックの質を向上させることである.ARの枠組みのもと,筆者および選手の変化を把握するため,数値データと語りの双方を用いる混合研究法を採用した.選手の変化に関しては,量的分析により自己分析力や客観性の向上が確認され,質的分析においては発話量の増加とともに,自身の動作を具体的に表現する語句の使用頻度が増加した.これにより,選手の自己認識が深まったことが示唆された.一方,筆者の変化としては,量的分析において「動作中の指導」の頻度が減少し,「発問」の頻度が増加した.また,質的分析では「良い」といった抽象的な表現が減少し,「股関節の動きが良い」といった具体的な表現が増加する傾向が確認された.これらの結果は,筆者が選手の内在的フィードバックを促進するために,外在的フィードバックの質的改善を図ったことを示唆している.
(西野太陽・伊藤雅充)
学会発表 新米投手コーチにおけるコーチング能力向上を目指した事例研究 共著 2024.12. 日本野球学会第2回大会(東北福祉大学)  本研究の目的は,新米投手コーチである筆者のコーチング実践における課題を明らかにし,実践過程を通じてコーチング能力の向上を図ることである.方法としては,アクションリサーチ(AR)を採用した.具体的には,筆者のコーチングを映像に記録し,ARミーティングとして,コーチング学を専門とする有識者,投手指導を専門とするコーチ,コーチング学を学ぶ大学院生とともに映像を視聴し,コーチングの課題抽出および新たな行動計画の策定を行った.このサイクルを4回繰り返し,コーチング行動の改善を目指した.その結果,外的焦点を強調したフィードバックの重要性や,動作後に一定の間を置いたフィードバックが有効であることが示唆された.
(西野太陽・伊藤雅充)
学会発表 投手コーチのコーチングアプローチに関して〜新米コーチと卓越したコーチの違い〜 共著 2024.8. 日本体育・スポーツ・健康学会第74回大会(福岡大学)  本研究の目的は,新米投手コーチと卓越した投手コーチにおけるコーチングアプローチの相違を明らかにすることである.データ収集にはビデオカメラおよびICレコーダーを用い,得られた映像および音声データをArizona State University Observation Instrument(ASUOI)の16項目に基づいて分析した.その結果,新米コーチは動作終了後にフィードバックを行う傾向があるのに対し,卓越したコーチは動作中にフィードバックを行っていることが確認された.特に,複雑な動作においては動作中のフィードバックが運動学習を促進することが報告されており,卓越したコーチは学習者の注意が集中しているタイミングを捉えて指導していることが示唆された.
(西野太陽・伊藤雅充)
学会発表 投手コーチのコーチングアプローチに関する研究〜熟練度の違いに着目して〜 共著 2024.3. 日本コーチング学会第35回大会(朝日大学)  本研究の目的は,卓越した投手コーチが選手の熟練度に応じてどのようにコーチングアプローチを変容させているかを明らかにすることである.対象は,競技歴18年・投手指導歴8年の経験を有するN大学硬式野球部の投手コーチとし,総計755分にわたる指導場面をビデオカメラとICレコーダーで記録し,組織的観察法に基づいて16項目に分類した.分析の結果,熟練度の低い選手に対しては,「見本の提示」や「身体接触を伴う指導」といった非言語的コミュニケーションを活用し,理想的な動作イメージの形成を促していた.一方で,熟練度が高い選手に対しては,「発問」 を通じて選手に考える時間を与え,選手自身の「感覚」を重視する表現を活用することで,自己の動作に対する内省的な言語化を導いていたことが明らかとなった.
(西野太陽・伊藤雅充)