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写真:スポーツ学部 スポーツ学科講師 講師 (Zippo  Kisho)
教員氏名 實宝 希祥
ローマ字 Zippo Kisho
所属学部 スポーツ学部
所属学科 スポーツ学科
職 名 講師
所属学科(兼任1) こどもスポーツ教育学科
研究室 スポーツ学部A館3階 A307
研究室電話番号 093-693-3093
オフィスアワー 火曜日 11:30 ~13:00
取得学位 博士(スポーツ科学)

<関連資格>
日本スポーツ心理学会認定資格 スポーツメンタルトレーニング指導士
学歴 2011年3月 びわこ成蹊スポーツ大学 卒業
2014年3月 大阪体育大学大学院スポーツ科学研究科スポーツ科学専攻修士課程 修了
2018年3月 大阪体育大学大学院スポーツ科学研究科スポーツ科学専攻博士課程 修了
専門分野 スポーツ心理学、スポーツ精神生理学
所属学会名 ・日本スポーツ心理学会
・日本体育・スポーツ・健康学会
担当授業科目 スポーツ心理学
スポーツ運動学
スポーツゼミナール
卒業研究
社会貢献・国際連携等 全日本アーチェリー連盟強化部専門委員
種 類 著書・
学術論文の名称
単著
共著
発行
年月等
発行所等 概 要
著書
著書 これから学ぶスポーツ心理学改訂版(Topic2 運動イメージと脳波・事象関連電位) 共著 2018.3. 大修館書店 (P27) 運動イメージと脳波・事象関連電位について、自身の研究をもとに解説をおこなった。(荒木雅信編著、實宝希祥 他)
学術論文
学術論文 Fast and Stable Responses during Decision Making Require Strong Inhibitory Processes in Soccer Players 共著 2024.2. Brain Sciences 14(3) 199-199 サッカー選手の反応実行(反応の速さ、正確性)と反応抑制との関係を明らかにすることを目的とした。その結果、パス選択のような判断場面では強い抑制的な神経活動が必要であることを明らかにした。
(Takahiro Matsutake, Hiroki Nakata, Genta Matsuo, Takayuki Natsuhara, Kisho Zippo 他2名)
学術論文 女性アスリートが抱える心理的課題の抽出:女性エリート選手への心理サポートプログラム開発へ向けた取り組み 共著 2019.12. Journal of High Performance Sport第4巻(P42-49) 女性アスリートに対する心理サポートプログラム開発を目的に、女性アスリートが直面している心理的課題について、月経やスポーツ環境など様々な観点から検討をした。その結果、エリート女性アスリートでは、練習場所の狭さや、女性スタッフの少なさなど環境に関する課題を感じており、サブエリート女性アスリートは、生理痛などによる集中力の低下が抽出された。これらの結果は女性アスリート特有の課題と考えられ、また、競技レベルに応じた心理サポートプログラムの開発が必要であることを明らかにした。
(實宝希祥、奥野真由、片上絵梨子他3名)
学術論文 評定競技の継続による認知機能の変化 単著 2018.3. 大阪体育大学博士論文 評定競技の継続に伴う認知機能の変化を、生理学的指標(脳波、事象関連電位)、心理学的指標(質問紙、内省報告等)、行動指標(反応時間、競技成績等)から検討した。博士論文を通し、競技継続、競技力向上に伴う認知機能の変化の一端を明らかにした。
(實宝希祥)
学術論文 Changes in motor imagery along with improved skills in a beginner baton twirler. A single case experimental study using EEG. 共著 2017.3. International Journal of Sport and Health Science, 15. (P126-136) バトントワリング初心者の運動イメージの変化を、脳波を指標に3年間の継続的測定から検討した。その結果、競技力の向上に伴い、運動イメージの質の向上及び、運動イメージ想起時の覚醒水準の変化が観察された。これらの結果から、競技力向上に伴い、覚醒水準が適切な状態で質の高い運動イメージを想起することが可能になることを明らかにした。
(Kisho Zippo, Shinji Yamamoto, Masanobu Araki)
学術論文 バトントワリング上級者と中級者の運動イメージの比較:―随伴陰性変動とvisual analogue scaleを指標とした 検討― 共著 2016.9. スポーツ心理学研究第43巻第2号 (P43〜53) 競技力の異なる選手を対象に後期随伴陰性変動を指標とし、実運動と運動イメージ実行の準備期の比較検討を行った。その結果、スポーツに無関係なボタン押しの運動イメージでは、上級者と中級者で準備期の中枢神経活動は異ならないことが示された。また、上級者は準備期における中枢神経活動を高めることなく、鮮明な運動イメージを想起できる可能性が示唆された。
(實宝希祥、山本真史、荒木雅信)
学術論文 サッカー選手の判断に伴う中枢情報処理能力の評価:―反応時間と事象関連電位を指標として― 共著 2016.3. スポーツ心理学研究第43巻第1号 (P1〜13) サッカー選手の判断に伴う中枢情報処理能力に関する基礎的な知見を得るために、反応時間と事象関連電位を指標に、難易度の異なる課題における、サッカー熟練者と非熟練者の比較を行った。その結果、サッカー熟練者は、競技場面において、中枢の情報処理能力が優れているため、複数の選択肢から瞬時に適切な判断を行い、プレーを遂行できることを示す基礎的な知見を得ることができた。
(松竹貴大、實宝希祥、門岡晋、菅生貴之、浅井武)
紀要
紀要 バスケットボール選手のディフェンスにおける状況判断の特徴 : ハイパフォーマンス選手を対象として 共著 2016.2. 大阪体育大学紀要第44巻 (P65-73) バスケットボールハイパフォーマン選手のディフェンス時の状況判断能力を、反応時間と視線位置を測定することで実験的に検討をした。その結果、ハイパフォーマンス選手は、手とボールに注視していたことがわかった。特に、対峙した選手がシュート動作を取った時に顕著であり、ハイパフォーマンス選手は、状況判断を行うための有益な情報を、手とボールから得ていることを明らかにした。
(小林亮太、山本真史、實宝希祥、荒木雅信)
紀要 運動学習過程における視覚フィードバックの強度と役割について : ジャグリングを用いて 共著 2013.3. 大阪体育大学紀要第44巻 (P65-73) 2種類の異なるフィードバック(学習者の任意のタイミングでフィードバックを受けられる・強制的にフィードバックを与えられる)が運動学習に与える影響について、ジャグリング未経験者を対象に検討した。その結果、学習初期の段階では、2種類のフィードバック間に課題の学習度の差はないことを明らかにした。
(波多野慈之、松田有司、實宝希祥)
学会発表
学会発表 An Evidence-Based Psychological Support Guideline for Elite Athletes in Japan. 共著 2022.8. 9th Asian South Pacific Association of Sport Psychology (Borneo Convention Centre Kuching) 国内トップアスリートを対象とした心理サポートにおけるガイドラインを作成し、内容について発表をおこなった。
(Yasuhisa Tachiya, Takayuki Hayakawa, Yoko Chiba, Kaori Eda, Kisho Zippo 他8名)
学会発表 アスリートのイメージの質と実力発揮の関係 単著 2022.8. 日本体育・スポーツ・健康学会 第72回大会 (於:順天堂大学) トップアスリートにおける、試合前に想起されてしまう「失敗してしまうイメージ」と試合での実力発揮の関係を検討した。その結果、特に試合直前でのイメージの質の重要性が明らかとなった。また、失敗してしまうイメージを想起してしまう場合には、技術面に焦点を当てたイメージを想起することで、試合での実力発揮に繋がる可能性が示された。
(實宝希祥)
学会発表 東京2020(+1)大会代表候補選手の心理的競技力 −延期決定前後の比較− 共著 2021.11. 日本スポーツ心理学会第48回大会 (於:オンライン) COVID-19の影響により延期を余儀なくされた東京2020大会の代表候補選手について、延期決定前後の心理的競技力の比較を行った。その結果、オリンピックの延期のような不測の事態へ対処するためには、自己コントロールスキルの習得、目標の再確認が重要となることを明らかにした。
(實宝希祥、榎本恭介、阿部成雄 他6名)
学会発表 失敗イメージが想起される要因の検討 共著 2020.11. 日本スポーツ心理学会第47回大会 (於:オンライン) 失敗イメージが想起される要因及び、失敗イメージがパフォーマンスに与える影響の心理的過程を明らかすることを目的とした。その結果、失敗イメージが想起される要因、失敗イメージが想起されるタイミング、失敗イメージの内容、失敗イメージが与える影響を明らかにした。
(實宝希祥、福井邦宗、佐々木丈予)
学会発表 個別サポートに来談するトップアスリートの主訴及び来談経路 −JISS心理グループの掲げるサポート指針− 共著 2020.2. 第15回日本スポーツメンタルトレーニング指導士会全国研修会 (於:福山大学宮地茂記念館) 心理個別サポートに来談するトップアスリートの主訴や来談経路から、トップアスリートが心理個別サポートに求めている内容を整理た。その結果、集中力の高めた方や、メンタルトレーニングの実施に関する、心理面についての助言・指導が、トップアスリートの主訴の中で最も多いことを明らかにした。
(實宝希祥、阿部成雄、佐々木丈予他5名)
学会発表 チームビルディングプログラムの実践―大学女子球技系種目チームを対象として― 共著 2019.11. 日本スポーツ心理学会第46回大会 (於:筑波大学) 大学女子球技種目のチームに対して、チームワーク向上を目的に全6回の講習会を実施した。介入による効果の検証には、集団環境質問票の翻訳版及び、日本語版スポーツ集合的効力感尺度の質問紙を用いた。その結果、集団凝集性と集合的効力感の得点の上昇が確認され、講習会による一定の効果が示された。
(藪中佑樹、酒井優和子、會田空、實宝希祥 他2名)
学会発表 What are psychological issues of elite female athletes? -An approach to construct the psychological support program- 共著 2019.7. European College of Sport Science (Prague Congress Centre) 日本のエリート女性アスリートの心理的問題を明らかにし、心理サポートプログラムの開発へつなげることを目的とした。エリートとサブエリート間の大きな違いとして、トレーニングスペースの狭さ、女性スタッフの不足が明らかとなった。共通して挙げられた問題は、プレッシャー下での実力発揮及び、やる気を引き出すことについてであった。これらの結果を基に、全9つの心理サポートプログラムを試作し報告した。
(Midori Kondo, Seshito Shimizu, Kisho Zippo, Hironobu Tsuchiya)
学会発表 女性アスリートが抱える心理的課題の抽出−心理サポートプログラム開発へ向けた取り組み− 共著 2018.10. 日本スポーツ心理学会第45回大会 (於:名古屋国際会議場) 競技力の異なる女性アスリートを対象に、抱えている心理的課題を検討した。その結果、競技力の高い選手では、感情の変動や不安感を感じていることが明らかとなった。また、競技力の低い選手のみ、月経により注意力が低下していることが確認された。この結果から、競技力の高い選手は月経などの生理現象に左右されることなく、競技における注意集中を維持できていることを明らかにした。
(實宝希祥、片上絵梨子、奥野真由他2名)
学会発表 女性アスリートに対する心理サポート実践プログラムの開発 共著 2018.10. ハイパフォーマンス・スポーツカンファレンス2018 (於:ハイパフォーマンススポーツセンター) 女性アスリートに関する文献研究、調査研究、心理サポート実践プログラムの実施事例を報告した。女性アスリートの抱える心理的課題の明確化から、女性アスリートに対する心理サポート実践プログラムの開発、心理サポートコンソーシアムの形成について報告した。
(實宝希祥、清水聖志人、土屋裕睦、浦久保和哉)
学会発表 パドルボードエルゴによるニーリングパドル中の生理応答の特徴 共著 2017.9. 第72回日本体力医学会大会 (於:松山大学) パドルボードエルゴによるニーリングパドリング中(4分間)の生理応答を、ライフセービング競技におけるボード種目の競技レベル間(エリート・サブエリート)で比較した。その結果、パドルボードエルゴによる4分間ニーリングパドリング中の最高酸素摂取量は、エリートがサブエリートに比べて22.8%高いことを明らかにした。
(深山元良、足立哲司、山本真史、實宝希祥、荒木雅信)
学会発表 初心者のスキル習熟に伴う運動イメージの変化:脳波を用いた単一事例実験 共著 2016.11. 日本スポーツ心理学会第43回大会 (於:北星学園大学) 未習熟の運動を習熟していく過程における、運動イメージの変化を検討。生理学的指標(脳波)と心理学的指標の双方から明らかにすることを目的とした。運動習熟に伴う競技成績の向上、運動イメージの質の向上、次第に自身が目的とする理想の運動イメージが確立されていくことが示唆された。生理学的指標の結果から、運動と関連のある部位及び、注意機能と関連のある部位において変化が認められた。
(實宝希祥、山本真史、荒木雅信)
学会発表 競争場面の状況変化により生起された感情がパフォーマンスに及ぼす影響に関する実験的研究 共著 2016.11. 日本スポーツ心理学会第43回大会 (於:北星学園大学) 競争場面において、拮抗状況から優勢状況に変化することで生起される感情が、パフォーマンスにどのような影響を与えるのかを実験的に検討した。その結果、拮抗状況から優勢状況になることでポジティブ感情が向上し、優勢状況においてネガティブ感情が高いとパフォーマンスも高くなることを明らかにした。
(金田大樹、實宝希祥、山本真史、荒木雅信)
学会発表 A study of the motor preparation process in visual cognitive tasks with late CNV. 共著 2015.4. International Society of Sport Psychology (Scuola dello Sport) 運動準備を反映する事象関連電位(late CNV)と反応時間の相関関係を検討した。その結果、相関関係は認められず、late CNVと反応時間は課題における刺激の間隔に左右される可能性と、late CNVとは異なる時点(運動開始の2秒程度前)で運動準備が行われている可能性を明らかにした。
(Kisho Zippo, Shinji Yamamoto, Masanobu Araki)
学会発表 A study of cognitive functions with exercise in high performance players. 共著 2014.9. 17th World Congress of Psychophysiology (IOP2014) (於:広島国際会議場) 競技力向上が認知機能(運動準備、運動イメージ)へ与える影響を随伴陰性変動を用いて検討した。その結果、運動イメージの鮮明性は、自身の専門種目以外にも効果がある可能性、脳内での運動準備活動が競技力の向上により活発になる可能性が示唆された。
(Kisho Zippo, Masanobu Araki)
学会発表 A comparison of cognitive function between high and low-skill proficiency performers –Examining EEG signals of baton twirlers- 共著 2014.8. 7th Asian-South Pacific Association of Sport Psychology International Congress (於:国立オリンピック記念青少年総合センター) スキルの獲得と運動イメージの関係性を明らかにするため、脳波を指標に、競技力の異なるバトントワラーの比較と、未熟練者の継続的な測定を行った。その結果、スキル習熟に伴い、運動イメージをより低い脳の賦活により実行できる可能性が示唆された。
(Kisho Zippo, Masanobu Araki)
学会発表 競技レベルでの習慣的運動が事象関連電位へ及ぼす影響-運動時と運動イメージ想起時のCNV波形- 共著 2013.11. 日本スポーツ心理学会第40回大会(於:日本体育大学) 競技として習慣的に運動をしている選手の、運動時と運動イメージ時の事象関連電位について検討した。その結果、習慣的な運動を競技レベルで継続することで、運動時と運動イメージ時の脳賦活領域に変化が起きること明らかにした。
(實宝希祥、波多野慈之、荒木雅信)
学会発表 スキル習熟に伴う運動イメージ想起時の脳波についての実験的研究-バトントワリング選手の脳波について- 共著 2013.8. 日本体育学会第64回大会(於:立命館大学・びわこ・くさつキャンパス) バトントワリング選手のスキル習熟に伴う運動イメージ想起時の脳波を、縦断的に検討した。その結果、スキル習熟に伴い、運動イメージ想起時の周波数帯域が変化することを明らかにした。
(實宝希祥、波多野慈之、荒木雅信)
学会発表 The role of visual feedback on the learning process of juggling task. 共著 2013.. North American Society for the Psychology of Sport and Physical activity (New Orleans, USA) ジャグリングカスケードを課題とし、視覚フィードバックを強制的と任意的に与えることで学習の効果が異なるのかを明らかにすることを目的とした。その結果、運動学習初期においては、視覚フィードバックを強制的及び任意的に与えても学習に差は認められないことを明らかにした。
(Shigeyuki Hatano, Kisho Zippo, Masanobu Araki)