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写真:スポーツ学部 こどもスポーツ教育学科教授 教授 (kurauchi  yasuaki)
教員氏名 藏内 保明
ローマ字 kurauchi yasuaki
所属学部 スポーツ学部
所属学科 こどもスポーツ教育学科
職 名 教授
研究室 スポーツ学部A館4階 A406
研究室電話番号 093-693-3240
メールアドレス kurauchi@kyukyo-u.ac.jp
オフィスアワー 火曜日 11:30 ~13:00
学生諸君へ 実務家教員として、30年間小学校の教諭や管理職として学校の教育現場に、そして8年間教育委員会の指導主事や担当課長として教育行政に携わった経験に基づいて、実践的な指導を行います。
取得学位 1990(昭和55)年3月 教育学学士の学位授与(東京学芸大学・第20495号)
1980(昭和55)年3月 小学校教諭一種普通免許(昭五五小一第二三六号・東京都教育委員会)
1980(昭和55)年3月 中学校教諭一種普通免許(国語)(昭五五中一第二七一八号・東京都教育委員会)
1980(昭和55)年3月 高等学校教諭一種普通免許(国語)(昭五五高一第二七四八号・東京都教育委員会)
1998(平成10)年12月 第229回教職員等中央研修講座(平成10年度第4回中堅教員研修講座)修了(第47743号・文部省)
2005(平成17)年8月 平成17年度児童生徒の国語力向上に向けた教育の推進のための指導者の養成を目的とした研修(西部ブロック)修了(第385号・独立行政法人教員研修センター)
2020(令和02)年12月 学校図書館司書教諭資格(放送大学・R2-第400256号・文部科学省)
学歴 1976(昭和51)年3月 広島県 私立修道高等学校普通科卒業
1976(昭和51)年4月 東京学芸大学教育学部小学校教員養成課程国語科入学
1980(昭和55)年3月 東京学芸大学教育学部小学校教員養成課程国語科卒業
専門分野 国語教育・学校図書館教育
所属学会名 1982(昭和57)年4月 北九州国語教育研究会入会(現在に至る)
1987(昭和62)年8月 全国道徳特別活動研究会入会(現在に至る)
1990(平成02)年4月 日本国語教育学会入会(現在に至る)
2019(令和 元)年8月 国語教育史学会入会(現在に至る)
2023(令和05)年1月 全国大学国語教育学会入会(現在に至る)


教育研究社会活動の概要 1986(昭和61)年10月 第14回全国小学校国語教育研究大会・鳥取大会「ことばに生命をかよわす国語教育」第6学年・理解(説明)分科会・提案発表「学習意欲を持ちながら読み進め考える説明文の指導(貝塚が教えるなぞ)」
1968(昭和63)年12月 第10回全国道徳特別活動研究会・全国研究大会(東京) 高学年学級活動分科会実践発表
1990(平成02)年2月 第31回九州地区小学校国語教育研究大会・大分大会「ことばが生きる国語科学習の創造」提案授業 第5学年・読むこと(文学)分科会「わらぐつの中の神様」
1992(平成04)年6月 全国道徳特別活動研究会第1回西日本地区研修会(北九州市) 全体会研究発表「集団の中で児童を生かす指導の在り方~一人ひとりの活動意欲を高める学級活動の実践的研究~」
1992(平成04)年8月 第36回全国特別活動研究協議大会・東京大会 小学校第4分科会実践発表「友だちのよいところを認め,生かし合う学級活動~なすことによって学ぶ活動の中で,一人ひとりの意志を尊重しながら~」
1997(平成09)年7月 日本国語教育学会『月刊国語教育研究7月号』№303誌上実践報告「子供の学習記録にみる重ね読みの効果の一考察 -単元「宮澤賢治の世界」を通して-」
1997(平成09)年11月 平成9年度国立大学・学部附属学校等教官海外教育事情視察(主視察国アメリカ・ポルトガル・ギリシャ)
2004(平成16)年4月 全国道徳特別活動研究会理事(2018年3月まで)
2007(平成19)年4月 北九州国語教育研究会事務局長(2008年3月まで)
2011(平成23)年4月 北九州国語教育研究会会長・福岡県小学校国語教育研究会副会長(2013年3月まで)
2012(平成24)年11月 第54回福岡県小学校国語教育研究大会・第16回北九州市小学校国語教育研究大会を会場校校長として開催 大会主題「生きて働くことばの力を育てる国語科学習指導~言語活動の充実と評価の工夫~」
2018(平成30)年4月 北九州国語教育研究会顧問(現在に至る)
2018(平成30)年4月 全国道徳特別活動研究会顧問(現在に至る)
担当授業科目 国語科教育概論(書写を含む)
国語科指導法
キャリア基礎演習ⅡⅢ
キャリアアドバンス教員養成(初等)ⅠⅡⅢⅣ
キャリア発展ゼミナール

社会貢献・国際連携等 2017(平成29)年3月 九州女子大学・九州女子短期大学「地域教育実践研究センター」外部評価委員会委員(2017年3月末まで)
2020(令和02)年7月 北九州市学校給食審議会委員(2023年3月末まで)
種 類 著書・
学術論文の名称
単著
共著
発行
年月等
発行所等 概 要
著書
著書 宮沢賢治の世界を紹介しよう! 共著 2016.7. 東洋館出版社 (全168ページ) ・山元隆春監修による小倉国語の会の著書「アクティブ・ラーニングの授業展開 小学校国語科」の中の実践事例の一つである。主体的・対話的で深い学びを具現化する授業の実際として、「自分が感じとった宮沢賢治の世界を新聞にまとめ、友達に紹介する」という言語活動を位置付けることによって展開した実践である。[P142~P149を担当]
(藏内保明、石橋真幸、緒方 洋 他22名)
著書 正しく読もう(詩)の学習法 共著 2004.2. 明治図書出版 (全129ページ) ・瀬川榮志監修岩谷武利編著による小倉国語の会の著書「基礎学力を高める音読・朗読・暗唱ステップワーク」の中の理論編である。「低学年における声に出して読むこと」「声に出して読むことの基礎・基本」「声に出して読むことを支える基礎的技能の育成」「ワークシートの使い方」について、それぞれのポイントを参考文献に基づきながら整理して示した。[P12~P17を担当]
(藏内保明、石川浩士、稲田八穂 他27名)
著書 マルチメディア機器を活用した新しい国語科学習 共著 2000.7. ニチブン (全320ページ) ・野地潤也、本堂寛監修による「生きてはたらく国語の力を育てる授業の創造」第11巻文学を豊かに読み味わう学習指導「読むこと3」の中の実践事例の一つである。総合的な学習の時間と連動させながら、子どもたちに「マルチメディア絵本をつくろう」という目的意識をもたせ、「ごんぎつね」を教材としてパソコンのお絵かき機能と録音機能を活用して作品作りに取り組ませた。その中で、場面の移り変わりや情景を想像しながら、声に出して読む力の育成を目指した実践である。[P122~P131を担当]
(浜本純逸、山元隆春、藏内保明 他31名)
著書 「お手紙」を読んでつづき話を書こう 共著 1999.11. 明治図書出版 (全142ページ) ・瀬川榮志・小森茂監修による北九州国語教育研究会の著書「ことばを磨き自己を語る国語科学習」の中の実践事例の一つである。教材「お手紙」を読んで、あらすじを読み取り、ストーリー展開を考えて、想像した続き話を書くという単元構成を取っている。低学年における楽しんで表現する態度の育成を重視した実践である。[P40~P45を担当]
(花村 惠、中村直史、藏内保明 他37名)
著書 協同学び・学び方のポイント ○国語科(表現領域・理解領域)マトリックス 共著 1998.2. あらき書店 (全171ページ) ・児島邦宏監修による福岡教育大学附属小倉小学校の著書「『生きる力』を育てる本-協同学びのすすめ-」の中の理論編の一部である。国語科の表現領域と理解領域について、それぞれ「目標把握」「見通し」「一人学び」「協同学び」「まとめ」の各段階におけるポイントについて、1年から6年までのマトリックスを作成した。[P14~P15を担当]
(藏内保明、田口 誠、溝上昌史 他18名)
著書 協同学びの実際 ○文学教材の読みにおける協同学び 共著 1998.2. あらき書店 (全171ページ) ・児島邦宏監修による福岡教育大学附属小倉小学校の著書「『生きる力』を育てる本-協同学びのすすめ-」の中の理論編の一部である。国語科の表現領域と理解領域について、それぞれ「目標把握」「見通し」「一人学び」「協同学び」「まとめ」の各段階におけるポイントについて、1年から6年までのマトリックスを作成した。[P14~P15を担当]
(藏内保明、田口 誠、溝上昌史 他18名)
著書 実の場に立って敬語を身に付ける 共著 1996.8. 東洋館出版社 (全203ページ) ・小森茂編著「国語科授業で子供たちの生きる力を育てる 5・6年」の中の実践事例の一つである。教科書教材「敬語を使おう」の学習に、子供たちの必然性をもたせるために「○○先生にお礼の手紙を書こう」という実の場を設定した。一年間お世話になった音楽専科の先生にお礼の手紙を書くために、思い出別のグループに分かれて原稿を考え、相互に批正しあうことにより、敬語の適切な用い方についての理解を深め、よりよい表現を目指した実践である。[P186~P193を担当]
(小山恵美子、城戸祥次、藏内保明 他22名)
著書 「エルマー、とらに会う」(第四場面)の音読学習を創る 共著 1995.10. 明治図書 (全187ページ) ・瀬川榮志・小森茂監修による北九州国語教育研究会の著書「子供が創る『音読・朗読・群読』の学習・中学年編」の中の実践事例の一つである。グループ毎に役割音読を行う中で、ペア同士で評価カードを交換することにより、効果的な評価活動を位置付けた。また、同じエルマーシリーズの発展読書へとつなげていくことを目指した実践である。[P72~P78を担当]
(瀬川榮志、藏内保明、牧野生次郎他20名)
著書 一人一人の音読の工夫を生かして読み深める指導 共著 1993.4. 明治図書 (全135ページ) ・全国国語教育実践研究会編による著書「子どもの発想を生かす物語重要教材の授業・小学校4年」の中の実践事例の一つである。教科書教材「アナトール、工場へ行く」の実践を通して、一人一人の音読の工夫を生かして読み深める指導の実際を提案した。[P44~P52を担当]
(吉永幸司、藏内保明、進藤 誠 他21名)
学術論文
学術論文 自分の考えを深め、適切に表現する力を育てる国語科指導の検討 単著 2023.3. 九州女子大学紀要第59巻2号 ・言語活動(文種)に応じた指導と評価の充実を図るため、年間指導計画、言語活動の特質、相互に考えを深めて適切に書くための手立て、指導に生かす評価の4つの着眼的に沿った実践研究を進めた。その結果、個々の学習状況をきめ細かく把握して個別の手立てを講じることにより、それぞれの着眼的に即した有効な手立てを見出すことができた。この研究において見出した手立ては、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善にも資するものであると考える。
学術論文 論理的な思考力を育成する説明的文章の指導~小学校中学年の教科書単元を中心に~ 単著 2023.3. 九州共立大学研究紀要第13巻2号 ・小学校中学年の説明的文章を中核とした単元において、それぞれの教材の特徴を生かしながら論理的な思考力を育てるためには、どのような指導を行えば効果的か。このことを解明するために、第3学年と第4学年の教科書に掲載されている2つの複合単元を比較検討した。その結果、各教材の特徴と「学習の手引」に示されている学習活動の意図を踏まえながら、各単元における指導内容の重点化を図り、系統的な指導を積み重ねていくことが、論理的な思考力を育てていくことにつながることがより明らかになってきた。
学術論文 学校教育に役立つパスファインダーの作成による司書教諭の養成-国語科教育に役立つ事例を中心に- 単著 2023.3. 筑紫女学園大学実習支援センター紀要『教育実践研究』第9号 ・司書教諭を養成するための科目「学校図書館メデイアの構成」において、知識だけを注入する座学型の授業ではなく、学生が主体的に情報を収集し発信する授業を目指した。そのために、学校教育に役立つパスファインダーの作成と発表を課題として与えた。特に、これからの学校図書館における情報センターとしての機能を重視して、一つの主題に対して役立ちそうな図書とWebサイトの両方を組み合わせたことが、各メディアの特性を理解する上で効果的であった。
学術論文 確かな学力を育む国語科教師教育の検討 単著 2023.2. 九州女子大学学術情報センター研究紀要第6巻 ・学校研究に対する自らの指導助言の在り方を振り返り、より効果的な方法を見出すことを試みた。「確かな学力を育む一人一台端末の効果的な活用」という研究主題の実証に対して、まずその単元において国語科として身に付けさせる資質・能力をしっかりと見極めること。教材分析と教材研究をしっかりと行うこと。その上で、一人一台端末の効果的な活用を考えるという単元構想の順序が逆転しないようにすること。また、構想段階から継続的に指導助言を行うことの有効性が確認された。
学術論文 新しい学力観に基づく学習支援-附属小倉小学校4年間の取り組み- 共著 2000.2. 福岡教育大学紀要第49号第4分冊 (P351~363) ・平成7年度から継続的に取り組んできた「新しい学力観に基づく学習支援」を総括した。具体的な学習支援の方法は、以下の5点である。①「ひとり学び」と「協同学び」を関連させながら問題を解決する姿を解決過程に即して「学び方」の目標として想定する。②想定した「学び方」の目標を具現化するため、「学び方」をモデル化して提示する。③「学び方」を活用させるため「ひとり学び」と「協同学び」をコーディネートする支援を工夫する。④「学び方」を活かしさらに高めさせるため、総合的な学習を取り入れ、現実的な問題解決やさまざまな人とのかかわりを体験させる。⑤学びの基盤としての豊かな人間関係作りや心の安定を図るため心理テストを活用し、カウンセリング等の支援活動を適切に実施する。
これらの取り組みの効果が確認された。新しい学力観を「人とかかわる力」と「学び方」と考えたことは正しい方向であったと言える。
(田口 誠、奥 浩幸、藏内保明 他7名)
学術論文 新しい学力観に基づく学習支援の改善-「協同学び」を重視した学習展開の工夫- 共著 1999.2. 福岡教育大学紀要第48号第4分冊 (P331~347) ・これまで取り組んできた「新しい学力観に基づく学習支援」をさらに発展させるために、人と関わる力と学び方を育成する場として、「協同学び」を重視した学習展開を工夫することにした。「協同学び」を重視した学習展開を子供が主体的に進めることができるようにするため、教師は2つの側面から働きかけを行った。1つは学び方の提示である。もう1つは、子供の解決活動を成立させるために教師の支援・評価を一体的に行うことである。その結果、友達の意見をどう聞き取るか、友達の考えをどう自分に生かせばよいかなど人との関わり方を子供たちが身に付け、自らの力で実行できるようになってきた。
(田口 誠、蒲原路明、藏内保明 他11名)
学術論文 話し合いの能力の発達に関する研究 共著 1998.2. 福岡教育大学紀要第47号 (P75~100) ・子どもたちはどの程度自主的な話し合いができるのか、また話し合いの課題についての認識のありようにはどのような学年的な差異が見られるのかをあきらかにすることをねらいとした。2年生と4年生の児童にレオ=レオニ作「スイミー」と「あいうえおのき」を読み比べて、似ているところは何か話し合わせた。その結果、2年生では語句・表現レベルの共通性や登場人物とその行動の共通性、4年生では場面の共通性、テーマの共通性に目を向ける児童が多かった。学年が上がるほど、作品の全体構造を視野に入れ、読みとったものをより抽象化した言葉で概括して説明できるようになっていると考えられる。
(藏内保明、船瀬安仁、山元悦子)
学術論文 情報を主体的に活用する能力を高める情報教育-コンピュータリテラシー年間指導計画の作成- 共著 1998.2. 福岡教育大学『教育 実践研究』第47号 (P99~105) ・子供たちが自ら学べる力を育成するために作成した「学び方マトリックス」に即して、協同学びを中心とした授業実践を展開した。併せて、学年毎に育成をめざす情報活用能力を明らかにし、コンピュータリテラシー年間計画を作成した。そして、学校裁量の時間を利用して各学年月1回「メディアの時間」を設定し、指導計画に沿った実践を行った。その結果、子供のコンピュータリテラシーは向上し、情報活用能力の高まりも評価できた。
(奥 浩幸、藏内保明)
学術論文 新しい学力観に基づく学習支援の実際-自立・連帯の心と力を育む授業- 共著 1998.2. 福岡教育大学紀要第47号第4分冊 (P321~332) ・子供の学習のあるべき姿を具体的に示すために設定した「学び方マトリックス」を、子供が自ら学ぶ学習のイメージができるように、各学年の子供の発達との関連を考慮し、さらに細かいステップに区切った。これを単元モデルでは「学び方のモデル化→学び方のサイクル化→学び方の確立」という流れに沿って、1時間モデルでは「目標把握→見通し→一人学び⇔協同学び→まとめ・発展」というように展開するようにした。また、学習のタイプを「一人ひとりの多様な見方・考え方を育成するタイプ」「一人ひとりのよりよい表現や活動をめざすタイプ」「集団で真理・原理・意味を追求するタイプ」「複合されたタイプ」の4つに分類し、それぞれの実践結果を考察した。
(藏内保明、田島 太、蒲原路明 他7名)
学術論文 新しい学力観に基づく学習支援構想-「学び方マトリックス」の観点から- 共著 1997.2. 福岡教育大学紀要第46号第4分冊 (P397~419) ・平成8年に第15期中央教育審議会の第一次答申として示された「新しい学力観」に基づく教育の展開の必要性について述べるとともに、本校で実践している教育活動の背景となる教育目標、教育方法、子供の実態把握法および評価について述べた。その際、特に本校の求める子供の全体像を明らかにするためまとめた「学び方マトリックス」を中心に説明した。
(溝上昌史、田口 誠、藏内保明 他6名)
その他
その他 「国語学力を高める『言語事項』の指導」第4巻・高学年のステップワーク 編著 2007.4. 明治図書出版 ・瀬川榮志監修、金久慎一・藏内保明編著による北九州国語教育研究会の著書である。日常の授業の中で無理なく、児童が進んで活用することができる「言語事項」のワークシートの開発を目指した。
「言語事項の取り上げ指導」「表現力を育てる指導を通して培う言語技能」「理解力を育てる指導を通して培う言語技能」の3種類に分類し、各学年2事例ずつ計12事例について14名で執筆し掲載している。
その他 必要な情報を得るために読み、書くことに生かす学習 単著 1999.3. 季刊 子どもの側に立つ国語科授業創造27号光文書院 ・説明的な文章を読むことにおける形式的な段落分けの指導に警鐘を鳴らし、子どもたちが表現するための情報を得るために読むという目的意識をもった学習展開を構想し、実践した記録である。小学校3年生に対して、地域の「『まごじだこ』をしょうかいしよう」という単元を設定し、教材文「たこたこあがれ」の段落相互の関係を読み取らせるようにした。[P54~P58を担当]
その他 子供の学習記録にみる重ね読みの効果の一考察-単元「宮沢賢治の世界」を通して― 単著 1997.7. 月刊国語教育研究1997年7月号(通巻303号) 日本国語教育学会 ・書き手のものの見方・考え方をとらえながら読む力を育てるために、1つの作品からだけでなく複数の作品の共通点を見出して考えていけるような単元展開を構想した。この実践記録では、一人の子どもの学習記録を取り上げ、同一作者の複数の作品を重ね読みしていくことが、子どもの読みにどのような影響を与えるかを考察した。[P54~P59を担当]
その他 教室「音読・朗読」発表会に向く教材-その条件「読みの工夫がしやすい教材を」 単著 1996.4. 教育科学/国語教育 4月号 №523 明治図書出版 ・「教室『音読・朗読』発表会に向く教材」その条件という特集テーマに即して、読みの工夫がしやすい教材として、小学校5年の教材「麦畑」「月夜のみみずく」などを紹介した。また、低学年が喜ぶ詩「さかなやのおっちゃん」にも触れた。[P74~P75を担当]
その他 読解力をつけるワークシートの開発 単著 1995.5. 実践国語研究148号 4-5月号 明治図書出版 ・読むことの学習において「個々の想像力を高める」をテーマに、小学校2年の教材「えいっ」による実践に基づいた記録。登場人物の様子や気持ちの移り変わりに目を向けながら、作品のおもしろさに気付くことができるようなワークシートの実物3枚を中心に提案した。[P23~P27を担当]