教員検索
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| 教員氏名 | 吉松 孝 |
|---|---|
| ローマ字 | YOSHIMATSU Takashi |
| 所属学部 | 経済学部 |
| 所属学科 | 経済・経営学科 |
| 職 名 | 准教授 |
| 所属学部(兼任1) | 共通教育センター |
| 研究室 | 深耕館3階 S338 |
| 研究室電話番号 | (444) |
| メールアドレス | zxbe3tfz@kyukyo-u.ac.jp |
| オフィスアワー | 水曜日 12:30 ~14:00 |
| 関連情報1 | researchmap |
| 関連情報2 | J-GLOBAL |
| 関連情報3 | ORCID |
| 学生諸君へ | 皆さん自身で、ビジネスやメディア、それ以外の領域でも、言葉(ことば)などに関連した研究・探索テーマを発見、表現していただいて構いません。学生自身の力強いキャリアデザインに向けた探索、ゼミ生自身が興味関心を持った分野での更なる探究などを目標としています。 【ゼミナール内外で示す講義内容】 ・経済学部とメディア分野で交差する領域。 ・ゼミ生自身が興味関心を持った分野での更なる探究。 ・海外の映像コンテンツから、社会的背景や表現手法の共通点、差異を分析する。 ・海外映像の視聴により、日本の作品の特徴について再探索する。 ・ゼミ生自身が興味がある映像作品を複数ピックアップし、その作品の表現方法やストーリーから文化的、社会的背景を探る。 ・スポーツを「ことば」で表現することの手法を探索する。 ・海外作品(テレビ番組、映画)に関する研究。 ・SNS利用状況の国によっての差異についての分析。 ・お笑い番組の「面白さ」の比較分析(なぜ、このコンビは面白いと感じられているのか、人気があるのか、など)。 ・ビジネスの実践シーンで使用される「ことば」について、具体的事例を用いて。 ・日常生活においての「ビジネス」のフレームが利用されている状況など示す。 ・海外の市場の性質を理解し、国際ビジネス感覚、国際コミュニケーション能力について触れる。 ・ビジネスをことばで説明することの意味について確認する。 ・売れ続ける仕組みを作ることを「ことば」(ときどき、図や表)で学ぶことが重要となる。 ・何かを売ることによって、利益を上げ、さらに売れるものやサービスを作る。これがビジネスの基本的な考え方になる。 ・国際ビジネス感覚と国際コミュニケーション能力の実践について。 ・暗黙知(経験や勘にもとづいて使っているものの、簡単に言葉では説明できない知識)とビジネスに求められる人材イメージについて。 ・同分野の2社を挙げての企業比較分析。 |
|---|---|
| 取得学位 | ・学士(文学)/早稲田大学 ・修士(経営)/九州大学 ・博士(芸術工学)/九州大学 |
| 学歴 | ・早稲田大学第一文学部 卒業 ・九州大学大学院経済学府 修士課程 修了 ・九州大学大学院芸術工学府 博士後期課程 修了 (「英語」教員免許取得/中・高) (「商業」教員免許取得/高) |
| 専門分野 | ・メディア文化 ・メディアとビジネス ・国際コミュニケーション ・国際ビジネス ・米国・中国の比較文化 ・スポーツ実況と「ことば」 ・ことばと文化 ・スポーツと文化 |
| 所属学会名 | ・日本メディア学会(〜現在) ・日本感性工学会(〜現在) ・日本比較文化学会(〜現在) ・アジア経営学会(〜2025.10) ・日本デザイン学会(〜2022.3) ・社会言語科学会(〜2022.4) |
| 教育研究社会活動の概要 | ・日本と中華圏におけるメディア・コンテンツ制作活動 |
| 担当授業科目 | 【2025】 ・ビジネス実務演習A,B ・ビジネス実務総論A,B ・ビジネスのデザイン ・ビジネス系検定演習 ・ゼミナールⅠ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ ・ゼミナール入門 ・キャリア基礎演習 ・卒業研究 ・ことばと異文化(九州女子大) 【2024以前】 ・ビジネス実務演習A,B ・ビジネス実務総論A,B ・ビジネスのデザイン ・キャリアデザインⅡ,Ⅲ ・研究会E(サービス接遇検定)・研究会G(秘書検定)・ゼミナールⅠ,Ⅱ,Ⅲ・ゼミナール入門 ・職業人入門 ・福原学 ・職業とコミュニケーション ・TOEICリスニング対策実践講座(やる気支援) ・実況司会技術養成講座(やる気支援) |
| 学内における委員会活動等 | 【2025】 ・九州共立大学・国際交流委員会 ・福原学園・国際交流委員会 ・教務委員会 ・オープンキャンパス委員会 ・九州共立大学・教職員互助会 【2024以前】 ・新入生研修委員会 ・ビジネス系4種検定(試験実施)取り纏め担当 ・学生研究報告会運営担当 九州共立大学 卓球同好会 顧問兼監督 九州共立大学 放送研究会 顧問 |
| 社会貢献・国際連携等 | ・スポーツコンテンツを通じた人的交流(国内、海外) ・番組制作活動を通じた国際人的交流(アジア圏) ・スポーツ実況を通じた人的交流 ・福原学園・国際交流委員会活動(協定に関して) ・総領事館関係者接遇活動参加 |
| 種 類 | 著書・ 学術論文の名称 |
単著 共著 |
発行 年月等 |
発行所等 | 概 要 |
|---|---|---|---|---|---|
| 著書 | |||||
| 著書 | 『中国テレビ業界、潮流と可能性〜テレビの世界からアプローチする中華圏』 | 単著 | 2016.5. | 東京図書出版 ISBN13:9784862239556 | 中華圏のテレビ業界の舞台裏やテレビ文化の現状を多角的に紹介するとともに、制作体制、番組フォーマットの特徴、出演者の役割分担など、現場での具体的な運用実態にも言及した。アジアのメディア業界の展望などを紹介した。 |
| 学術論文 | |||||
| 学術論文 | グルメ番組を用いた比較テキスト分析 -日台テレビ表現における差異と共通点 | 単著 | 2025.9. | 国立政治大学国際関係研究センター(台湾)「問題と研究」54(3) 139-182 | 日台グルメ番組を対象に、発話・字幕・効果音などを比較し、差異と共通点を示した。日本は笑い声の多用や誇張的リアクション、色彩の強い字幕が特徴で、台湾は出演者同士の掛け合いがより重視される傾向が見られた。 |
| 学術論文 | 中国シットコムにおけるLIPの挿入についての解析 -優越性認識の視点から- | 単著 | 2025.4. | 日本感性工学会論文誌 第24巻2号 pp.249-258 | 「炊事班的故事」を分析対象に加え、シットコムにおける米中比較を行った。中国で顕著に見られた「優越性の認識」についてテキスト分析を行った。自文化の確立が、他文化からの優越性や格差を意識させ、LIPを発生させ得ると論じた。 |
| 学術論文 | 文化背景がLIPの性質に与える影響についての考察―米中シットコムを例にして― | 単著 | 2025.2. | 日本比較文化学会「比較文化研究」No.158 pp.223-234 | 米中シットコムのLIPについて、各シーンの形式的特徴を詳細に抽出した。ユーモア理論を参照しつつ、筆者が独自に構築した分析枠組みによって特徴を体系化し、その妥当性を検証するためにカイ二乗検定を用いて統計的に評価した。 |
| 学術論文 | 「実在と虚構の混在」でのラフ・トラック挿入ポイントに関する考察-米中シットコム・定量定性分析- | 単著 | 2023.12. | 日本感性工学会(「日本感性工学会論文誌」第22巻 4号)pp.333-342. | 米中シットコムをテーマとし,LIPの構造を詳細に分析した。その中で,大分類「実在と虚構の混在」によるLIPがどのようなメカニズムで発生するのかを示し,その表現が米中間でどのように異なるかを具体的に明らかにした。 |
| 学術論文 | ラフ・トラック挿入ポイントにおける面白さの認識─日本人を被験者 にした米中シットコム比較分析 | 共著 | 2022.1. | 日本デザイン学会 (「デザイン学研究第68 巻第3 号」) | 日本人被験者の米国と中国のシットコムに対する面白さの認識にどのような違いが生まれるのか、どこに違いが生まれるのかについて可視化した。 |
| 学術論文 | 推意前提と推意帰結から「面白み」を生み出すアプローチ─米中シットコムを例にした比較分析 | 単著 | 2021.12. | 日本感性工学会(「日本感性工学会論文誌第20 巻4 号」) | 米中のシットコムにおける「笑い」の差異を、言語学分野で用いられる「推意前提」および「推意帰結」という理論的枠組みに基づいて分析した。さらに、笑いの生成メカニズムの相違を多角的に明らかにした。 |
| 学術論文 | 「未熟性とのギャップ」により発生するラフ・トラックに関する考察 | 単著 | 2021.4. | 日本感性工学会(「日本感性工学会論文誌第20 巻2 号」) | 米中のシットコムの「笑い」における差異を、大分類「未熟性のギャップ」の視点から分析し、その分析から導かれた構造的・文化的要因を体系的に整理しながら詳しく考察した。 |
| 学術論文 | 言語的特性が「笑い」生成プロセスに与える影響についての分析 | 共著 | 2021.3. | 日本デザイン学会 (「デザイン学研究第67 巻第4 号」) | 米中シットコムの中において,番組内で発生する笑いのポイントに関して,英語と中国語という言語圏の違いによる共通性と差異を明らかにした。 |
| 紀要 | |||||
| 紀要 | 中国テレビメディアのCM業種割合についての分析 ―CCTV-1と江苏卫视を調査対象にして | 単著 | 2024.9. | 九州共立大学紀要(第15巻 1号) | 中国テレビ局で,番組の冠、CMスポンサーになっている企業名を調査し、スポンサー構成企業の傾向や背景の分析を試みた。調査対象を、CCTV-1と「非诚勿扰」とし、CM企業名・ブランド名を抽出した。 |
| 紀要 | スポーツ国際大会の視聴実態と関心に関する分析 ―大学生を調査対象として | 単著 | 2024.3. | 九州共立大学紀要(第14巻 2号) | 大学生の国際スポーツ大会の視聴に関する後続の研究として、2023年バレーボール・ワールドカップ、ラグビーW杯を調査材料とし、サッカーW杯,野球WBCの調査結果に加え、視聴度合を比較し,関心の傾向について分析した。 |
| 紀要 | 「緊張」「緩和」のエネルギー移行に基づくL.I.Pの形成-米中シットコム比較分析 | 単著 | 2023.9. | 九州共立大学紀要(第14巻第1号) | 米中シットコムのLIPの大分類「エネルギー移行」における性質の差異を述べた。エネルギー移行によるLIPの生成を説明するため,分析対象作品のセリフから「緊張から緩和」「緩和から緊張」という性質について示した。 |
| 学会発表 | |||||
| 学会発表 | Comparative analysis of Japanese and Chinese TV commercials: Focusing on industries sponsored by commercials | 単著 | 2025.8. | EEIRC Annual Conference 2025 | A survey comparing Chinese and Japanese TV commercial sponsors showed that China had many sponsors in alcohol, dairy, edible oils, communications, and regional PR, while Japan had more beverages, restaurants, and human-resources services; domestic-demand products stood out. |
| 学会発表 | グルメ番組の表現手法と演出〜日台の主要番組を例にして | 単著 | 2025.2. | 日本比較文化学会:九州支部大会 | 日台のグルメ番組を比較するため、放送期間やエピソード数から代表番組を選びテキスト分析した。「食尚玩家」「大胃王來了」「非凡大探索」「型男大主厨」「爆食姐妹」「せっかくグルメ」「ベスコングルメ」を対象に、発話・字幕・効果音などから差異と共通点を検討した。 |
| 学会発表 | 台湾と日本のグルメ番組(美食節目)の比較分析 | 単著 | 2024.11. | 東アジア日本研究者協議会:国際学術大会 | 台湾と日本のテレビメディアの歴史を概観し、日本から台湾へのグルメ番組の流入や台湾独自の展開、輸入番組の特徴に触れた。視聴期間や放送回数から代表性の高い番組を選びテキスト分析を行い、表現手法や作風の共通点と差異を検討した。 |
| 学会発表 | 日中テレビCMの比較 ~スポンサー企業の業種についての調査 | 単著 | 2024.6. | 日本メディア学会 | CCTV-1と日本のキー局を対象に、主要時間帯の番組を無作為に抽出し、企業名・ブランド名・製品名を記録してCMスポンサーの傾向を分析した。中国側はストリーミング視聴を用いて時間帯・番組名を整理し、企業出現の特徴を明らかにした。 |
| 学会発表 | W杯とWBCの比較調査―大学生の注目度とメディア利用傾向について― | 単著 | 2023.11. | 日本メディア学会 | サッカーW杯と野球WBCについて、大学生の視聴度や視聴手段、利用メディアの傾向を調査し、視聴行動の特徴を示した。両大会とも初戦が最も注目され、その後下降。W杯は再上昇したが初戦には届かず、WBCは低水準で横ばいだったことが分かった。 |
| 学会発表 | 中国テレビ局における冠スポンサーの構成に関する分析 -CCTV1套、主要地方衛星テレビ局での番組・主要時間帯を例にして | 単著 | 2023.9. | アジア経営学会 | 中国テレビ局で、番組の冠、CMスポンサーになっている企業名を調査し、構成企業の傾向や背景の分析を試みた。調査対象を、CCTVと江蘇テレビとし、企業名・ブランド名を抽出した。CCTVでのCMスポンサーは、酒類業界が2割近くを占めていることが分かった。 |
| 学会発表 | 「固有名詞の挿入」によるL.I.Pの効果と米中間差異-シットコム比較分析 | 単著 | 2023.6. | 日本メディア学会 | 米中シットコムを題材とし、LIPの構造を詳細に分析し、文化的、社会的背景に照らして解釈を試みた。固有名詞の挿入によるLIPがどのように発生するか、米中シットコム間の差異の発生の共通点と差異を明らかにした。 |
| 学会発表 | Generation of laughter by Meta-structure – Consideration of U.S.-China sitcom | 単著 | 2020.11. | IAFOR | This study examined laugh-track insertion within meta-structures defined as a “mixture of the real and the fictional.” Blending real and imaginary elements increased viewer interest, aided by devices such as proper nouns, exaggeration, and layered lies. |
| 学会発表 | 不一致の認識によって発生する笑いに関する考察-米中シットコム比較分析 | 単著 | 2020.10. | 日本マスコミュニケーション学会 | 米中シットコムの「笑い」の差異に、不一致理論がどのように適用できるかを明らかにするため、大分類を、小分類を規定した。テキスト分析では、米国、中国の番組から、「不一致」を要因とし発生したと考えられる複数のシーンを取り上げ、米中の作品で比較を行った。 |
| 学会発表 | 優越理論と笑いについてのテキスト分析-米国・中国の「笑い」デザイン | 共著 | 2020.6. | 日本デザイン学会 | 米中シットコムにおける優越理論による笑い(先天性差異・属性差異の再認識)は、米国1.0%、中国1.5%であった。優越理論が適用される笑いでは、米国はエスニック要因の比率が高く、中国は自文化・他文化への未理解が多いことが示された。 |
| 学会発表 | 「緩和から緊張」のエネルギー移行による笑いの生成-米中シットコム番組の分類と分析- | 共著 | 2019.11. | 日本デザイン学会 第5支部 | 一般に「笑い」は緊張から緩和へ移行する際に生じるとされるが、シットコムでは緩和から緊張へ転じる場面にもラフ・トラックが挿入される場合がある。米中の代表的シットコムを用い、この移行過程で生じる笑いの共通点と差異を検討した。 |
| 学会発表 | Generating laughter in sitcoms: Empirical research of designing laughter in U.S. and Chinese programmes | 共著 | 2019.11. | THIRD NERD Conference (Basel, Swiss) | This study analysed the factors that generate laughter in sitcoms using a linguistic demonstration cycle. To examine similarities and differences between English and Chinese laughter, two representative sitcoms from the United States and China were used as the main analytical materials. |
| 学会発表 | Designing Laughter: Classification and analysis of generation factors of 'laughter' in the U.S-China Sitcom programs | 共著 | 2019.9. | IASDR 2019 Conference (Manchestar, UK) | Beyond scripts and cultural differences, the study examined how combinations of conversations and characters generate laughter by focusing on each programme’s core mechanisms. Sitcom comedy employs simple production methods, turning everyday dialogue into humorous scenes. |
| 学会発表 | 「虚構空間への固有名詞の挿入」による笑いのデザイン-米中シットコム番組の考察 | 共著 | 2019.6. | 日本デザイン学会 | シットコムにおける「実在固有名詞」の機能と効果を考察し、米中作品に挿入される固有名詞の属性の共通点と差異を検討した。番組内に「さらなる虚構」や「現実」を出現させることでメタ構造が生まれ、笑いの幅が広がるという仮説を検証した。 |
| 学会発表 | 米国・中国シットコム番組における「笑い」のデザイン | 単著 | 2018.10. | 日本デザイン学会 第5支部 | シットコム内のテキストや映像効果を記録し、演出や皮肉の特性を分析した。シットコムでは直接的なジョークよりも「自己矛盾」や「誇張」が多く用いられ,実在人物や時事的話題の挿入によって時事性やメタ的効果が生じることが明らかになった。 |
| その他 | |||||
| その他 | 実況技法における野球とバレーボールの共通点と差異 ―競技特性と発話の視点から― | 単著 | 2025.10. | 九州共立大学紀要(第16巻1号)pp.99-108 | 野球とバレーボールのスポーツ放送における特性の共通点と差異を明らかにするため、両競技の試合をサンプルとして用いたテキスト分析を行った。調査対象は、配信プラットフォームで視聴可能なNPBとSVリーグの試合とした。 |
| その他 | 米中シットコムにおける「笑い」の構造-ラフ・トラック挿入ポイントにおける共通点と差異の比較 | 単著 | 2022.3. | 九州大学(博士学位論文) | 米中シットコムで挿入されるラフ・トラックに着目し、テキスト分析の手法を用いて、笑いのつくり方を比較した。シットコムが普及する文化圏の事例を研究することで、日本における将来的な制作に資する要素を提供することを意図した。 |