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写真:スポーツ学部 スポーツ学科講師 講師 (Goto Heita)
教員氏名 後藤 平太
ローマ字 Goto Heita
所属学部 スポーツ学部
所属学科 スポーツ学科
職 名 講師
所属学部(兼任1) 大学院
所属学科(兼任1) スポーツ学研究科
研究室 深耕館 4階 S435
メールアドレス pshg@kyukyo-u.ac.jp
オフィスアワー 木曜日 11:30 ~13:00
学生諸君へ  大学では、自分の目標に到達するために、必要な知識や経験を得るところです。また、自分の目標が定まっていないのならば、それを見つけるための場所です。
大学生である4年間などすぐに過ぎてしまうので、自分の目標に関することややりたいこと、今日意味のあることに時間を使い、有意義な学生生活を送ってください。
取得学位 PhD
学歴 英国ラフバラ大学スポーツ科学部博士課程 卒業
専門分野 スポーツ科学、サッカー、スポーツ・タレント、スポーツバイオメカニクス、発育発達
所属学会名 英国スポーツ運動科学学会  
日本体力医学会
日本フットボール学会
教育研究社会活動の概要 サッカー部コーチ
担当授業科目 サッカー実技、コーチング各論、球技指導法、ゼミナール、卒業研究
学内における委員会活動等 入学前サポート委員会
種 類 著書・
学術論文の名称
単著
共著
発行
年月等
発行所等 概 要
著書
著書 Comparison of match technical performance in the U13 to U18 elite soccer players 単著 2019.. Football Science, 16, 1-9
著書 Influence of biological maturity on the match performance of 8 to 16 year old elite male youth soccer players (Heita Goto, John G Morris、Mary E Nevill) 共著 .. Journal of Strength and Conditioning Research 英国プロサッカークラブの9歳以下(U9)から16歳以下(U16)の8チームに所属している選手(102名)を対象に、試合中の移動距離に及ぼす発育期の影響について検討した。
体の発育期は、Mooreら(Moore et al., 2015)の方法を用いて最大身長発育速度の年齢を推定し、それぞれのチームで発育が速い者と遅い者に区分し、その後、年齢別に2チームずつを合併した(例:U9/U10の発育が早いグループと遅いグループ)。試合中の移動距離の分析には、グローバル・ポジショニング・システムを使用した。
分析の結果、U9/U10グループでは、発育が速い者の方が遅い者よりも試合出場時間と試合中の総移動距離が長いことが明らかになった。また、U13/U14グループでは、発育が速い者の方が遅い者よりも高速度での移動距離が長いことが分かった。
これにより発育段階によって体力差が現れることが示唆されるため、子供を対象とする指導者は、全選手に同程度の試合出場時間を与え、選手選考時には体力的側面よりも技術的戦術的側面に重点を置く方が選手育成に役立つと思われる。受理済み(2018年)
学術論文
学術論文 High-intensity demands of 6-a-side small-sided games and 11-a-side matches in youth soccer players (Heita Goto, James A King) 2019.. Pediatric Exercise Science, Vokume 31, 85-90 サッカーの11対11の試合中(11M)とコートのサイズが異なる3種類のミニゲーム(大(SGL)、中(SGM)、小(SGS))中の移動距離を、スピード(TS)とメタボリックパワー(TP)の二つのアプローチで検証した。SGの総移動距離、TSとTPは、コートが大きくなるにつれて長くなる傾向があり、11Mの総移動距離は、SGMとSGSより長かった。11MのTSとTPは、SGSより長く、SGLより短かった。
学術論文 Exposure to high solar radiation reduces self-regulated exercise intensity in the heat outdoors (Hidenori Otani,Mitsuharu Kaya,Akira Tamaki,Heita Goto, Ronald J Maughan) 共著 2019.. Physiology & Behavior, Volume199, 191-199 本研究では暑熱環境下の屋外において日射量の違いが選択的運動強度に及ぼす影響について検討を行った。10名の男性被験者は快晴(1072±91 W/m2)、薄曇り(592±32 W/m2)及び曇り(306±52 W/m2)の3つの日射量条件下で45分間の自転車エルゴメーター運動を運動負荷とペダル回転数を自由に選択しながら実施した。その結果、選択的運動強度は日射量の増加に伴い低下することが確認された。
学術論文 Exposure to high solar radiation reduces self-regulated exercise intensity in the heat outdoors (Hidenori Otani,Mitsuharu Kaya,Akira Tamaki,Heita Goto, Ronald J Maughan) 共著 2019.. Physiology & Behavior, volume199, 191-199 本研究では暑熱環境下の屋外において日射量の違いが選択的運動強度に及ぼす影響について検討を行った。10名の男性被験者は快晴(1072±91 W/m2)、薄曇り(592±32 W/m2)及び曇り(306±52 W/m2)の3つの日射量条件下で45分間の自転車エルゴメーター運動を運動負荷とペダル回転数を自由に選択しながら実施した。その結果、選択的運動強度は日射量の増加に伴い低下することが確認された。
学術論文 Comparison of match technical performance in the U13 to U18 elite soccer players 単著 2019.. Football Science, Volume 16, 1-9
学術論文 Diurnal effects of prior heat stress exposure on sprint and endurance exercise capacity in the heat (Hidenori Otani, Mitsuharu Kaya, Akira Tamaki, Heita Goto, Takayuki Goto, Minayuki Shirato) 共著 2018.. Chronobiology International, Volume 3, P982-995 体温の日内変動は運動能力に影響を及ぼすが,暑熱環境下で瞬発性および持久性パフォーマンスの両方に対しどのような影響を及ぼすかは不明である。そこで本研究は,運動前の暑熱負荷が瞬発性および持久性パフォーマンスの日内変動に及ぼす影響について検討した。
男性被験者8名は30分間の座位安静を保持した後、室温30℃、湿度50%の実験室内で無酸素パワーテストを行った。その後、5分間の休憩を挟んで60%最大酸素摂取量強度の自転車運動をオールアウトに到達するまで実施した。実験条件は、午前安静群、午前高体温群、午後安静群、午後高体温群の4条件とした。午前の2条件は午前8時から、午後の2条件は午後5時から運動を開始した。2つの高体温条件では深部体温を約1℃上昇させるために、30分間の座位安静時に浴槽にてお湯(40℃)への胸下浸水を行った。
その結果,瞬発性パフォーマンスは暑熱負荷と日内変動の影響を受けないが,持久性パフォーマンスは午前の運動のみ暑熱負荷の影響により低下し,午後の運動では影響を受けないことが確認された。
学術論文 The effect of small size court on physical and technical performances in trained youth soccer players 単著 2018.. Football Science, Volume 18, P18-25 サッカー部所属の高校生(N = 10, ゴールキーパーは除く)を対象に、正規の試合(11対11、ピッチの広さ・選手一人当たりの面積=105x68m・320m2)とピッチの広さが異なる3種類のミニゲーム(6対6、78x54m・320m2;52x38m・320m2;40x26m・320m2)の中での、体力的・技術的パフォーマンスの違いを検証した。
体力面の分析としてはグローバル・ポジショニング・システムを使用して移動距離を測定した。技術面の分析は、ビデオ撮影の映像を基に行った。正規の試合とミニゲームのプレー時間は共に35分であった。
その結果、ミニゲームでは、選手一人当たりの面積が広くなるほど移動距離が増え、狭くなるほど技術的負荷が増えることが明らかになった。また、選手一人当たりの面積が同じであれば、正規の試合中もミニゲーム中でも、体力的・技術的パフォーマンスが類似することが分かった。
そのため、指導者は、練習目的に応じてミニゲームのコートの広さを調節することが重要であると思われる。
学術論文 Time-of-day effects of exposure to solar radiation on thermoregulation during outdoor exercise in the heat (Hidenori Otani, Takayuki Goto, Heita Goto, Minayuki Shirato) 共著 2017.. Chronobiology International, Volume 34, P1224-1238 本研究は暑熱環境下の屋外運動時における日射の日内変動が体温調節反応に及ぼす影響について検討することを目的とした。
被験者は高等学校野球部に所属する男性8名とした。被験者は8月中旬の快晴の日に、3時間の野球練習を9時から(AM群)または16時から(PM群)それぞれの別の日に同じ内容で実施した。
日射量と日射角度はAM群(672-1107 W/m2:44-69°)では上昇し続けたが、PM群(717-0 W/m2:34-0°)では低下し続け、AM群がPM群よりも有意な高値を示した。深部体温と平均皮膚温は運動2時間後と3時間後にAM群がPM群よりも有意な高値を示した。日射による身体の熱吸収量は、運動1時間後はPM群がAM群よりも有意な高値を示したが、3時間後はAM群がPM群よりも大幅に有意な高値を示した。総熱放散量(蒸発性+非蒸発性)はPM群がAM群よりも有意な高値を示した。心拍数は運動2時間後にAM群がPM群よりも有意な高値を示した。
快晴の暑熱環境下では午前9時からの運動の方が午後4時からの運動よりも日射による体温調節系の負担が大きいことが確認された。
学術論文 Ingestion of high carbohydrate meal with low glycaemic index improves repeated sprint performance in elite adult female soccer players 単著 2016.. Football Science, Volume 13, P1-8 ワールドクラスの女子サッカー選手8名を対象に試合前に摂取した食事の血糖値(GI)が、サッカーの試合中の走距離や速度、運動のパターンに及ぼす影響について調査した。
トライアルは2度行った。1回目のトライアルでは、総カロリーは類似しているが高GI値(GI = 76)食事(体重1㎏当たり炭水化物2gを含む)を、2回目のトライアルでは、低GI値(GI = 44)の食事を摂取した。両トライアルで、食事の3時間後にサッカーの試合中に行う運動を想定して作られたLoughborough Intermittent Shuttle Testを行った。このテストはパートAとパートBから構成されている。それぞれのパートでは、歩行、ジョギング、クルーズ、スプリントが交互に行われるが、パートAでは5つのブロック(15分 x 5)から成り、パートBでは疲労困憊に至るまで継続する。
実験の結果、低GI値食摂取後の方が、高GI値食摂取後よりもスプリントのスピードが速く、平均心拍数と自覚的運動強度が低くなることが明らかになった。
学術論文 Match Analysis of U9 and U10 English Premier League Academy Soccer Players using a Global Positioning System: Relevance for Talent Identification and Development 共著 2015.7. Journal of Strength and Conditioning Research Heita Goto(責任著者),John G Morris,Mary E Nevill、29巻4号、pp.954–963、査読有
学術論文 Match Analysis of U9 and U10 English Premier League Academy Soccer Players using a Global Positioning System: Relevance for Talent Identification and Development (Heita Goto, John G Morris、Mary E Nevill) 共著 2015.. Journal of Strength and Conditioning Research, Volume 29/Issue 4, P954–963 本研究の目的は、プロサッカークラブに所属する9歳以下 (U9)と10歳以下(U10)の選手の試合中の移動距離と移動速度を調査し、その後追跡調査を行う事によって、クラブと契約更新できる選手とクラブに契約を打ち切られる選手の試合中の移動距離の違いを検証することである。
まず、イングランドプレミアリーグアカデミー所属のU9(N = 22)とU10(N = 12)の選手の試合分析をグローバル・ポジションニング・システムを用いて行った。その後、選手たちを、試合分析を行ったシーズンから2年以内にクラブとの契約を打ち切られた者と(放出選手)、2年以上契約を更新され続けた者に(残留選手)分類した。
両年代の選手の一試合当たりの走距離は約4000mであったが、残留選手と放出選手の移動距離を比較すると、残留選手の方が放出選手よりも一試合あたりの移動距離が長かった。また、試合中の低速度走の距離は、一試合当たりでも、一時間当たりでも、残留選手の方が放出選手よりも長いことが示された。
学術論文 Motion analysis of U11 to U16 elite English Premier League Academy players (Heita Goto, John G Morris、Mary E Nevill) 共著 2015.. Journal of Sports Sciences, Volume 33/Issue 12, P1248-1258 本研究の目的は、1)英国プロサッカークラブに所属する11歳以下 (U11)から16歳以下(U16)の選手の試合中の移動距離と速度を調査し、2) クラブと契約更新した選手とクラブに契約を打ち切られた選手の試合中の移動距離の相違を検証することである。
イングランドプレミアリーグアカデミー所属のU11からU16の選手81名の試合分析をグローバル・ポジションニング・システムを用いて行った。スピードゾーンは5mと10m走のタイムを基に作成し、Absolute(一番早い選手のタイムを基準), Squad(各学年の平均のタイムを基準), Individual(選手個人のタイムを基準)の3種類を用いた。さらに選手たちを、試合分析を行ったシーズンから2年以内にクラブとの契約を打ち切られた者と(放出選手)、2年以上契約を更新され続けた者に(残留選手)分類した。
分析の結果、以下のことが示された。1)Absoluteを用いた分析では、高速度走(> 6.0 m∙s-1)での走距離がU11からU15にかけて年齢とともに増加した。2)Squadを用いた分析では、残留選手の方が放出選手よりも、試合中の移動距離が長かった。
学術論文 【査読有】Physical activity of elite youth soccer players during match play 共著 .. Journal of Sports Sciences 現イングランドチャンピオンシップのクラブに所属している9歳以下から16歳以下の選手(U9-U16)を対象に、試合中の走距離と走速度をGPSを用いて測定した。走距離は、学年ごとに作られた5つのスピードゾーン(歩行、ジョギング、低スピード走、中スピード走、高スピード走)に分けて計算した。スピードゾーンは、10m走の5mから10m間の平均速度タイムを元に計算した。その結果、試合中の走距離は年齢とともに増加し、各学年で速度を補正した際のダッシュの距離は、U9とU10よりもU11-U16の選手のほうが長いことを示した。(後藤平太、ジョン∙モリス、メリー∙ネビル)
学術論文 Solar radiation exposure has diurnal effects on thermoregulatory responses during soccer training in the heat outdoors (Hidenori Otani, Takayuki Goto, Heita Goto, Yuri Hosokawa, Minayuki Shirato) 共著 .. Journal of Strength and Conditioning Research 受理済み(2019年)
学術論文 Influence of biological maturity on the match performance of 8 to 16 year old elite male youth soccer players (Heita Goto, John G Morris、Mary E Nevill) 共著 .. Journal of Strength and Conditioning Research 英国プロサッカークラブの9歳以下(U9)から16歳以下(U16)の8チームに所属している選手(102名)を対象に、試合中の移動距離に及ぼす発育期の影響について検討した。
体の発育期は、Mooreら(Moore et al., 2015)の方法を用いて最大身長発育速度の年齢を推定し、それぞれのチームで発育が速い者と遅い者に区分し、その後、年齢別に2チームずつを合併した(例:U9/U10の発育が早いグループと遅いグループ)。試合中の移動距離の分析には、グローバル・ポジショニング・システムを使用した。
分析の結果、U9/U10グループでは、発育が速い者の方が遅い者よりも試合出場時間と試合中の総移動距離が長いことが明らかになった。また、U13/U14グループでは、発育が速い者の方が遅い者よりも高速度での移動距離が長いことが分かった。
これにより発育段階によって体力差が現れることが示唆されるため、子供を対象とする指導者は、全選手に同程度の試合出場時間を与え、選手選考時には体力的側面よりも技術的戦術的側面に重点を置く方が選手育成に役立つと思われる。受理済み(2018年)