教員検索
教員検索
教員氏名 | 得居 雅人 |
---|---|
ローマ字 | Tokui Masato |
所属学部 | スポーツ学部 |
所属学科 | スポーツ学科 |
職 名 | 教授 |
所属学部(兼任1) | 大学院 |
所属学科(兼任1) | スポーツ学研究科 |
研究室 | A408 |
メールアドレス | tokui@kyukyo-u_ac_jp |
オフィスアワー | 水曜日 11:30 ~13:00 |
学生諸君へ | どのように過ごしても4年間は4年間。出来るなら、中身の濃い4年間を。 |
---|---|
取得学位 | 平成2年3月 体育学修士(筑波大学) 平成20年3月 博士(学術)(九州工業大学) |
学歴 | 昭和63年3月 筑波大学体育専門学群卒業 平成2年3月 筑波大学大学院修士課程体育研究科コーチ学専攻修了 平成19年9月 九州工業大学大学院博士後期課程生命体工学研究科生体機能専攻単位取得退学 |
専門分野 | 運動生理学、スポーツバイオメカニクス、ランニング学、陸上競技方法論 |
所属学会名 | 日本体育学会 日本体力医学会 ランニング学会 日本陸上競技学会 日本生理人類学会 |
教育研究社会活動の概要 | ランニング学会理事 |
担当授業科目 | スポーツ生理学 体力測定評価法実習 スポーツパフォーマンス測定実習 スノースポーツ |
学内における委員会活動等 | 倫理委員会 |
社会貢献・国際連携等 | 特定非営利活動法人LAC理事 |
種 類 | 著書・ 学術論文の名称 |
単著 共著 |
発行 年月等 |
発行所等 | 概 要 |
---|---|---|---|---|---|
著書 | |||||
著書 | 中学・高校 陸上競技の学習指導 「わかって・できる」指導の工夫 | 共著 | 2017.3.1 | 同和書院 | 中学・高校の先生、教職課程の学生が、陸上競技の授業を行う際に必要な科学的知識を解説し、動作を体得できるドリル・実践例や、やる気を高める評価法を紹介した。以下の章を執筆担当した。 Ⅱ.種目別指導法 長距離走 1.基礎知識 2.学習の目的と具体的な技能目標 3.「わかって・できる」指導の工夫 4.評価 〔P113~P139を担当〕 (編者:小木曽一之、分担執筆:清水 茂幸,串間 敦郎,得居 雅人,小倉 幸雄,田附 俊一) |
著書 | コーチと教師のためのスポーツ論 | 共著 | 2004.3.1 | 道和書院(全181ページ) | スポーツの全体像をふまえた上で、教師やコーチの指導の在り方を明らかにすることで、「なにを指導するのか」「どのように指導するのか」という内容と方法について論じ、以下の章を担当執筆した。 Ⅲ.競技スポーツ論 7. スポーツとモラル 1) スポーツとモラル(P.110~115) ① 人間の倫理・道徳とスポーツ ② フェアプレー精神とは ③ スポーツにおけるフェミニティ・コントロール 3) 指導者のモラル(P.126~133) ① 女性競技者に対するセクシャル・ハラスメント ② 指導者と指導組織の問題 ③ スポーツにおける女性の人権・地位 ④ スポーツ指導者のモラルとは 〔P110~P115、P126~P133を担当〕 (編者:関岡康雄、分担執筆:川口鉄二、清水将、清水茂幸、上濱龍也、坂井充、得居雅人) |
学術論文 | |||||
学術論文 | 市民ランナーの体力とQOL-大学教員によるNPOと実業団OBによるNPOの協働によるランニングクラブの実践を通して- | 共著 | 2015.12. | 大学体育 | 市民ランニングチームにて活動するランナーの体力とQOLの実態を明らかにするため、体力テストとQOLアンケートを実施した。ランナーの行っている長距離・マラソントレーニングは、筋力・パワー・柔軟系の体力の向上にはつながらないこと、また、ランナーの活動がQOLを向上させることが示唆された。 |
学術論文 | Estimation of oxygen cost of internal power during cycling exercise with changing pedal rate | 共著 | 2008.5. | Journal of physiological anthropology 27-3:133-138 | ペダル回転数の異なる自転車駆動運動時の酸素(O2)コスト(O2/Power;W)を比較し、内的パワーの酸素コストは外的パワーのそれよりも高値であることをし示した。 〔筆頭著者として執筆を担当した〕 〔得居雅人、平木場浩二〕 |
学術論文 | Effect of internal power on muscular efficiency during cycling exercise | 2007.11. | European Journal of Applied Physiology 101:565-570 | 本研究の目的は、総パワーおよび外的パワーを一定にした幅広いペダル回転数(40-120 rpm)の条件下で、自転車運動時の機械的効率を明らかにすることである。筋の機械的効率は、総パワー(内的パワー+外的パワー)に対する安静時以上のエネルギー消費量の比として算出した。2実験において、80 rpmで高い効率値が得られ、120 rpmでは大きく低下した。これはペダル回転数の増加に伴う内的パワーの高O2コストによるものと推察された。そこで、自転車運動時の機械的効率には内的パワーとO2コストの差が大きく影響していると結論づけた。 〔筆頭著者として執筆を担当した〕 〔得居雅人、平木場浩二〕 |
|
学術論文 | 筋運動時の機械的効率―過去及び最近の動向― | 共著 | 2005.5.1 | 九州体育・スポーツ学研究19-2:1-10 | 生体エネルギー論の原理から筋収縮時の機械的効率に焦点を当てin vivoでの作業筋の機械的効率(η)がどのように評価されるべきであるか検討するとともに、生理機能の関連から運動時のηの決定要因を議論した。十分に有酸素的な条件下におけるηの評価は、遂行された外的仕事量(Wext)と酸素摂取量(VO2)から換算されたエネルギー消費量(E)の比率から計算することができる(η= Wext/E)。ηは運動強度の増加に伴い減少することが示唆されており、それは筋線維動員パターンの変動により生じるVO2 slow component により説明される。他方、外的仕事量により評価されたηは、作業筋自身の内的仕事の水準の違いにより過小評価されると推測され、異なった運動様式を比較する場合にはηの解釈に注意を払うべきである。 〔筆頭著者として執筆を担当した〕 (得居雅人、平木場浩二) |
学術論文 | 健康づくりプログラム参加者の体力の変化 | 共著 | 2005.2.1 | 九州女子大学紀要第41巻4号 | 日常生活における運動の習慣化による体力の向上を目指し、「いきいきフィットネス教室」と称する健康づくりプログラムを行い、参加者の体力の変化を調査した。プログラム期間の前後で、立ち幅跳び、反復横とび、30秒上体起こし、1000m急歩が有意に向上し、「教室」で行ったウォーキングと筋力トレーニングを中心にした健康づくりプログラムは、体力の向上に有効であったと考えられる。 〔筆頭著者として執筆を担当した〕 (得居雅人、北田豊治) |
学術論文 | 床反力からみた女子陸上競技短距離選手と長距離選手の筋力発揮様相 | 共著 | 2001.4.1 | 九州女子大学紀要第37巻4号自然科学編 | 女子陸上競技短距離選手と長距離選手において、反動動作を用いないジャンプ時の床反力から見た筋力発揮様相を比較し、記録との関連について検討した。短距離群においては瞬発的な力の発揮能力と筋収縮スピードが記録を向上させ、筋のパワー発揮能力の向上が望まれること、また長距離群においては、速筋線維の関与は記録を低下させることが示唆された。 〔共同研究につき担当部分抽出不可能〕 (船津京太郎、得居雅人、八板昭仁) |
紀要 | |||||
紀要 | Relationship between somatotype and body composition in college track-and-field athletes | 共著 | 2011.2. | 九州共立大学スポーツ学部研究紀要第5号 | 大学陸上競技選手の形態測定を行ない、皮下脂肪厚法と生体インピーダンス法によって評価された除脂肪指数とヒース・カーター法によるソ\マトタイプの関係について検討した。両指数とソマトタイプの間には有意な関係が認められ、身体組成の測定におけるソマトタイプの有用性が示された。 〔データの収集・解析および執筆を担当した〕 (得居雅人、船津京太郎、野田耕、小宮秀一) |
紀要 | 健康づくり教室参加者の心理的変化に関する研究 | 共著 | 2005.2.1 | 九州女子大学紀要第41巻4号自然科学編(P35~P44) | 生涯を通した心身の健康の維持増進のための運動やスポーツの参加に関連する要因を明らかにするため、一般成人女性を対象とした「健康づくりプログラム」参加者の心理的側面を調査した。プログラムは運動やスポーツが好きな者の割合を増加させ、嫌いな者の割合を減少させることができた。また、対象者の考える運動やスポーツ実施によって受ける悪い影響が減少し、良い影響は増加した。さらに、ストレスの減少,すなわち精神的健康度を向上し、状態不安も軽減することが示された。 |
紀要 | 健康づくりプログラム参加者の体力の変化 | 共著 | 2005.2. | 九州女子大学紀要第41巻4号 | 日常生活における運動の習慣化による体力の向上を目指し、「いきいきフィットネス教室」と称する健康づくりプログラムを行い、参加者の体力の変化を調査した。プログラム期間の前後で、立ち幅跳び、反復横とび、30秒上体起こし、1000m急歩が有意に向上し、「教室」で行ったウォーキングと筋力トレーニングを中心にした健康づくりプログラムは、体力の向上に有効であったと考えられる。 〔筆頭著者として執筆を担当した〕 (得居雅人、北田豊治) |
学会発表 | |||||
学会発表 | 市民ランナーでは、マラソン4週前の30km 走に十分な効果は見られない -ランダム化比較試験(RCT)を用いた検証 | 共著 | 2019.3. | 第31回ランニング学会大会 (新潟大学) | 市民マラソン出場者を対象者に、ランダムに 30km走実施群(強介入群85名)と、10km走実施群(弱介入群80名)に割り付け、両群とも同等の 8週間の練習計画を提供し,合同練習会を実施した。主要評価項目を達成指数(マラソンのゴール記録/過去 3 年間の自己ベスト記録 ×100)とし、その介入効果(強介入群と弱介入群の達成指数の差)を検証したところ、強介入群と弱介入群の達成指数の有意差は見られなかった。本研究の結果から、マラソン4週前の 30km 走が通常トレーニングである 10km 走と比べ、タイムを向上させる効果はないことが明らかになった。 山内 武, 得居 雅人, 他 |
学会発表 | 市民ランナーの走速度変化に伴うランニングフォームと地面反力の変化 | 単著 | 2019.3. | 第31回ランニング学会大会 (新潟大学) | 市民マラソンランナーを対象に疾走時の走速度変化に伴うランニングフォームと地面反力の変化を明らかにした。ランナーは、屋内の50m全天候直線走路において、6〜10段階のペースで100mを疾走し動作と地面反力を記録した。地面反力のピーク値の増加に伴い(3成分)ストライドは増加した。また、鉛直方向の力積の減少に伴いピッチは増加した。ピッチの減少に伴い、また、鉛直方向の力積の増加に伴い、上下動が増加した。 |
学会発表 | Contribution of muscle activity in leg muscles to metabolic rate during uphill slope running in middle-aged men | 共著 | 2018.8. | European muscle conference (Budapest, Hangary) | 上り坂の負荷漸増に伴う代謝率の増加に対する下肢筋群の活動の貢献度を明らかにするため、呼気ガスと筋の電気的活動を測定した。角度漸増に対する貢献度の増加は、大臀筋、大腿直筋、腓腹筋よりも、外側広筋、大腿二頭筋、前脛骨筋、ヒラメ筋で大きかった。 (Kohji Hirakoba, Masato Tokui) |
学会発表 | Stride length, cadence, and ground reaction force with increase in running speed in middle-aged recreational marathon runners | 単著 | 2018.7. | Asia-Singapore Conference on Sport Science 2018 (Singapore, Singapore) | 市民ランナーを対象に粗相速度の変化させた場合のステップ長・頻度、および地面反力の変化を明らかにすることを目的とした。速度増加に伴い、ステップ長・頻度、地面反力は直線的に増加したが、地面反力の力積は、その方向によって異なる変化を示した。即ち、ブレーキ方向では増加し、推進方向では変化せず、垂直方向では緩やかに減少した。 |
学会発表 | 市民ランナーのランニングフォームに関する意識 | 共著 | 2018.3. | 第30回ランニング学会大会 (筑波大学) | 北九州マラソン2017参加者へ、ランニングフォームの意識に関するアンケート調査を実施した。全体的には体幹と腕振りを意識する回答が、腕振りでは肩甲骨を意識し肘を前後に振る回答が、足の運びでは足全体でフラットに身体の真下に着地しピッチを意識して走る回答が多かった。また、レース記録は意識の違いに影響していなかった。 |
学会発表 | Effects of uphill slope running on metabolic rate and muscle activity | 共著 | 2017.9. | The 13th International Congress of Physiological Anthropology (Loughborough, UK) | トレッドミル走における斜度漸増負荷が代謝と筋活動に及ぼす影響を検討した。斜度の増加に伴って酸素摂取量と心拍数は直線的に増加した。ストライドもわずかに増加したが、個人間の変動が大きかった。筋活動(%iEMG)は、個人によって変化のパターンが異なっていた。このことは、斜度増加に対する筋の動員パターンは個人のランニング技術特性に基づく可能性が示唆された。 |
学会発表 | Effect of drill synchronizing arm swing and leg movement on running form in a female citizen runner -a case study- | 単著 | 2016.11. | 10th International Conference on Strength and Conditioning (Kyoto, Japan) | 女性市民ランナーに、フォーム改善のイメージ作りのため腕振りと足の動きの同調を意識したしドリルを行わせ、前後の動作を比較した。中低速では、膝を締めて高く上げる動きに変化し、全速では身体の下で着地しようとする動きに変化した。以上の結果は、本研究で行ったドリルが、ランニング動作の改善につながる可能性を示すものと考えられる。 |
学会発表 | 腕振りと足の動きの同調を意識した市民ランナーのランニングフォーム改善 | 単著 | 2016.8. | 第2回スポーツパフォーマンス学会 (東京ビッグサイト) | 一般の市民ランナーに、腸骨の前で太鼓を叩くような腕振りと真下に踏みつける脚の動きの同調を意識した腿上げドリルを行わせ、その前後の走動作をリアルタイムにキャプチャした。ドリルの前後に行った全力走の動作を比較すると、回復脚の膝関節角度は、接地時には78.9°から84.6°に増大したが、離地時には77.0°から73.9°に減少した。さらに、離地時の下腿角度も-42.8度から-49.7°へと増大した。走動作は、離地時には流れ気味の動作になり、回復期後半にしたがって両脚の挟み込みが強調された動作となった。本研究で行った腿上げドリルが、ランナーの走動作を改善させる可能性が示された。 |
学会発表 | フラットフィーリングな着地イメージが走動作と地面反力へ及ぼす即時的効果 | 単著 | 2016.3. | 第28回ランニング学会大会 (環太平洋大学) | フラットフィーリング(フラット感覚)な着地イメージを持つことが、ブレーキの少ない着地動作の獲得に有効であるとの仮説を検証するため、女性市民ランナーにイメージづくりの指導を行い、ランニングフォームを解析した。指導前には着地直後に地面反力のブレーキ成分のピークが観察されたが、指導後にはヒール着地に変わり地面反力のピークは消失した。 |
学会発表 | 陸上競技短・中距離選手の持続的ジャンプ能力特性 | 共著 | 2015.9. | 第70回日本体力医学会大会 (和歌山県民文化会館) | 陸上競技短・中距離選手の持久的ジャンプ能力の種目特性を明らかにするために、男子大学生陸上競技選手に、マルチジャンプテスター上で100回連続リバウンドジャンプを行なわせた。100RJの跳躍高、接地時間およびRJ指数は、種目間に差は認められなかったが、100RJの跳躍高低下率(最後の10回/最初の10回)は100mと800mの間に、RJ指数低下率は100および400mと800mの間に有意な差が認められた。また、パフォーマンスとの間にも一定の関係が認められ、トレーニング実施上の示唆を得られた。 |
学会発表 | ネパール農村児童の歩数、睡眠時間と体温概日リズムの関連 | 共著 | 2015.9. | 第70回日本体力医学会大会 (和歌山県民文化会館) | 日本の昭和初期の暮らしが残っている、ネパール山村の児童の歩数、睡眠時間と体温概日リズムの関連を明らかにするため、生活記録と、歩数、体温を調査したところ、歩数、睡眠時間の多寡は、体温概日リズムに影響しないことが示唆された。 (中尾武平、得居雅人、大柿哲朗) |
学会発表 | ランニングクラブで活動する市民ランナーの活動が体力とQOLに及ぼす効果 | 共著 | 2015.8. | 日本体育学会第66回大会(国士舘大学) | 市民ランナーの活動が体力とQOLに及ぼす効果を明らかにするために、平成26年と27年の2〜4月にかけて、体力テスト(握力、長座体前屈、立幅跳び、反復横跳び、上体起こし)とWHOQOL26テストを実施した。ランナーの体力は、全国平均値を下回るものであり、1年間の変化においても有意差は認められなかった。一方、QOL値(3.53±0.44)は、日本人の標準値として公表されている3.29±0.46(中根1999)よりも有意に高い値であった。 |
学会発表 | 北九州マラソン2014におけるボランティアの満足度調査 | 共著 | 2014.9. | 九州体育・スポーツ学会第63大会 (別府大学) | 北九州マラソンのボランティアスタッフかの大会全体や競技運営などに対する満足感を調査するために、アンケートを実施した。大会に関しての満足度および重要度が高く、「北九州マラソン」への期待が大きく、期待に対しての満足感が得られたと推察される。また、自身のボランティア活動に対しての重要度・満足度が高いことから、「支えるスポーツ」として今大会に参加していたボランティアが多かったと考えられる。 (長野史尚、得居雅人、磯貝浩久) |
学会発表 | 総合型地域スポーツクラブのミッション・ビジョン設定と会員への浸透についての事例研究―会員の満足度調査を手がかりに― | 共著 | 2014.7. | スポーツ産業学会 (一橋大学) | 総合型地域スポーツクラブの効果的な運営のあり方について、クラブの設定したミッション・ビジョンの会員への浸透度合いを満足度調査の手法を用いて分析した。満足度と重要度の関係において、ミッション・ビジョンを「知っている」方は、ひとつひとつの内容に重要性を求めるというよりも活動全体として捉えており、一方で「知らない」方は、活動全体ではなく、ひとつひとつに対して重要性を求めていると推察できた。 (長野史尚、得居雅人、他) |
学会発表 | Muscle-tendon complex elasticity in Kentan elite runners | 共著 | 2013.11. | The 6th Asia-Pacific Conference on Exercise and Sports Science (Taipei, Taiwan) | ケニア人長距離ランナーの筋腱複合体の弾性を明らかにするために、10,000mレース中の足関節の動きを日本人ランナーと比較し、さらに、受動的なストレッチ後のジャンプパフォーマンスを、日本人短距離・長距離・跳躍選手と比較した。ケニア人ランナーは足関節の背屈が小なキック動作を行なっており、柔軟性のある腱を使って弾むように走り続けているように思われた。 (小木曽一之、得居雅人) |
学会発表 | エアロビックダンスのステップの違いとピッチの変化がエネルギー代謝に及ぼす影響 | 単著 | 2013.9. | 九州体育・スポーツ学会第62回大会 (九州共立大学) | エアロビックダンス時の、ステップの違いとピッチの変化がエネルギー代謝に及ぼす影響を明らかにするために、2種類のステップ(high, low impact)のダンスをピッチを変化させて(128, 138, 148, 158 bpm)行なわせ、VO2から求めたエネルギー消費量を検討した。ピッチの増加に伴い、Low impactではエネルギー消費量が増大したが、high impactでは減少した。 |
学会発表 | Effects of pedal rate on pedal force and muscle activity during cycling | 共著 | 2013.6. | 18th annual Congress of the European College of Sport Science, Barcelona, Spain | 自転車運動時のペダル回転数の変化がペダル踏力と筋活動に及ぼす影響を明らかにするために、運動負荷試験を実施した。回転数の増加に伴い踏力は直線的に、筋電図積分値は指数関数的に増加した。 (得居雅人、右田孝志、平木場浩二) |
学会発表 | Pedal force and metabolic stress responses to different pedal rates during cycling | 共著 | 2013.6. | 18th annual Congress of the European College of Sport Science, Barcelona, Spain | 自転車運動時のペダル回転数の変化がペダル踏力と生理学的指標に及ぼす影響を明らかにするために、運動負荷試験を実施した。ペダル回転数の増加に伴いペダル踏力は直線的に増加し、酸素摂取量は指数関数的に増加した。 (右田孝志、得居雅人、平木場浩二) |
学会発表 | Effects of pedal load- and frequency-incremental exercises on oxygen uptake and muscle activities during cycling | 共著 | 2012.9. | XXXⅡ World Congress of Sports Medicine, Rome, Italy | 自転車運動時にペダル負荷および速度を増加させる運動が、酸素摂取量と筋活動に及ぼす影響を明らかにするために、運動負荷試験を実施した。酸素摂取量は、総パワー出力の増加に伴い直線的に増大した。筋の電気的活動は、単関節筋と二関節筋で異なる反応を示したが、総合的な筋活動は総パワー出力と比例関係にあった。 〔データの収集・解析および発表を担当した〕 (得居雅人、右田孝志、平木場浩二) |
学会発表 | Relationship between somatotype and body composition in Japanese college athletes | 共著 | 2009.7. | 32nd National conference & exhibition, Las Vegas, USA | 大学陸上競技選手の身体組成の推定のためのソマトタイプの有用性を検討するため、皮下脂肪厚法およびインピーダンス法による身体組成とHeath-Carter法によるソマトタイプの関連を検討したところ、両者の間には高い相関関係が認められた。特にMesomorphyとEctomorphyはFat-free mass index(身長で調整した除脂肪量指数)を深く関連していた。 〔データの収集・解析および発表を担当した〕 (得居雅人、野田耕、船津京太郎、小宮秀一) |
学会発表 | 大学陸上競技選手の身体組成の評価のためのソ\マトタイプの有用性 | 共著 | 2009.3. | 第21回ランニング学会(大阪学院大学) | 大学陸上競技短距離・跳躍選手のソマトタイプと身体組成を比較検討したところ、両者の間には有意な相関関係が認められ、特にMesomorphyとEctomorphyはFat-free mass index(身長で調整した除脂肪量指数)を深く関連していた。これより、身体組成の推定にソマトタイプを利用できる可能性が示された。 〔データの収集・解析および発表を担当した〕 (得居雅人、野田耕、船津京太郎、小宮秀一) |
学会発表 | Utility of somatotype rating as a measure of body composition in Japanese college track and field athletes | 共著 | 2008.8. | The 9th International congress on physiological anthropology, Delft, Netherlands | スポーツ選手のパフォーマンスポテンシャルの評価にとって重要な身体組成の測定における、ソマトタイプの有用性を検討した。大学陸上競技選手を対象に身体計測を実施し、皮下脂肪厚法と生体インピーダンス法による除脂肪指数と脂肪指数およびヒース・カーター法によるソマトタイプを算出した。両指数とソマトタイプの間には有意な関係が認められ、身体組成の測定におけるソマトタイプの有用性が示された。 |
学会発表 | Effect of internal work on muscular mechanical efficiency during cycling exercise | 共著 | 2006.7.1 | 11th annual Congress of the European College of Sport Science, Lausanne, Swiss, Book of abstracts 11th annual congress of ECSS pp504 | 自転車駆動運動での内的仕事の比率が筋の機械的効率に及ぼす影響を明らかにするため、外的仕事量が同一で内的仕事量の異なる3種類の一定負荷運動を5分間行わせたところ、120rpmにおいて有意な低値がみられた。これは、高いペダル回転数により内的仕事が増大し、その内的仕事のO2コスト(15ml/W/min)が外的仕事よりも高値であることによると示唆された。 〔筆頭著者としてポスターにより発表〕 (得居雅人、平木場浩二) |
学会発表 | Effect of internal work on muscular mechanical efficiency during cycling exercise | 共著 | 2006.7. | 11th annual Congress of the European College of Sport Science, Lausanne, Swiss, Book of abstracts 11th annual congress of ECSS pp504 | 自転車駆動運動での内的仕事の比率が筋の機械的効率に及ぼす影響を明らかにするため、外的仕事量が同一で内的仕事量の異なる3種類の一定負荷運動を5分間行わせたところ、120rpmにおいて有意な低値がみられた。これは、高いペダル回転数により内的仕事が増大し、その内的仕事のO2コスト(15ml/W/min)が外的仕事よりも高値であることによると示唆された。 〔筆頭著者としてポスターにより発表\した〕 (得居雅人、平木場浩二) |
学会発表 | Effect of internal work on muscular mechanical efficiency during cycling exercise | 共著 | 2006.7. | 11th annual Congress of the European College of Sport Science, Lausanne, Swiss, Book of abstracts 11th annual congress of ECSS pp504 | 自転車駆動運動での内的仕事の比率が筋の機械的効率に及ぼす影響を明らかにするため、外的仕事量が同一で内的仕事量の異なる3種類の一定負荷運動を5分間行わせたところ、120rpmにおいて有意な低値がみられた。これは、高いペダル回転数により内的仕事が増大し、その内的仕事のO2コスト(15ml/W/min)が外的仕事よりも高値であることによると示唆された。 〔筆頭著者としてポスターにより発表した〕 (得居雅人、平木場浩二) |
学会発表 | Effects of pedal frequency on muscular efficiency during cycling exercise | 共著 | 2005.9. | The 20th Annual Symposium on Biological and Physiological Engineering, Hosei Univ., Tokyo, Japan | ペダル回転速度が自転車駆動運動中の筋の機械的効率に及ぼす影響を明らかにするため、7名の被験者に総仕事量(内的仕事量+外的仕事量)が同一である3種類(40,80,120 rpm)の一定負荷運動を5分間行わせたところ、80 rpmにおいて40・80 rpmと比較して有意に高い効率値を示した。これは、40 rpmでは効率の悪いTypeⅡ線維の動員が増加したためと、120 rpmではNoncontractile processにおけるATP消費が増大したためと推察される。 〔筆頭著者として口頭にて発表\した〕 (得居雅人、平木場浩二) |
学会発表 | Effects of pedal frequency on muscular efficiency during cycling exercise | 共著 | 2005.9. | The 20th Annual Symposium on Biological and Physiological Engineering, Hosei Univ., Tokyo, Japan | ペダル回転速度が自転車駆動運動中の筋の機械的効率に及ぼす影響を明らかにするため、7名の被験者に総仕事量(内的仕事量+外的仕事量)が同一である3種類(40,80,120 rpm)の一定負荷運動を5分間行わせたところ、80 rpmにおいて40・80 rpmと比較して有意に高い効率値を示した。これは、40 rpmでは効率の悪いTypeⅡ線維の動員が増加したためと、120 rpmではNoncontractile processにおけるATP消費が増大したためと推察される。 〔筆頭著者として口頭にて発表した〕 (得居雅人、平木場浩二) |
学会発表 | Relationship between internal work and metabolic rate during cycling exercise | 共著 | 2005.6. | The 53th Meeting of Japan Society of Physiological Anthropology, Nagasaki Univ., Nagasaki, Japan, J Physiol Anthropol 24:559 | 自転車駆動運動時の内的な仕事とエネルギー代謝の関係を明らかにするために、7名の健康な男性が、5種類のペダル回転数 (40,60,80,100,120 rpm)での5分間の無負荷(0kp)運動を行った。内的仕事と、酸素摂取量及び積分筋電図の変化率の関係をみると、両者とも40Wを境に指数関数的に増大した。これらの要因としては、筋小胞体でのCa+の出し入れの頻度の増加によるATP消費の増大や、速筋線維の動員の増大によるものと推察される。 〔共同研究につき、担当部分抽出不可能〕 (森元雄亮、得居雅人、平木場浩二) |
その他 | |||||
その他 | シンポジウム 長距離トレーニングの質的転換に向けて 第2部新たなトレーニング法の模索 「持久的プライオメトリックトレーニングは長距離走のパフォーマンスを向上させるか」 | 単著 | 2016.3. | 第28回ランニング学会大会 (環太平洋大学) | 疾走時、我々の下肢とりわけ足関節周りの筋群は、着地の衝撃を主に弾性エネルギーとして腱組織に蓄え、続く接地期後半に推進力として利用している。長距離走においては、このバネ能力の利用が筋収縮のエネルギーの節約につながり、ランニングエコノミーを改善すると基本的には考えられている。本シンポジウムでは、長距離走のパフォーマンス向上につながる、持久的なプライオメトリックスの可能性について論じた。 |
その他 | Utility of somatotype rating as a measure of body composition in Japanese college track and field athletes | 共著 | 2009.5. | Proceedings of 9th International Congress of Physiological Anthropology | 大学陸上競技選手の身体組成の推定のためのソマトタイプの有用性を検討するため、皮下脂肪厚法およびインピーダンス法による身体組成とHeath-Carter法によるソマトタイプを評価し、両者の関連を検討したところ、有意な相関関係が認められた。さらに、EndomorphyとMesomorphyは、それぞれFMIとFFMIを高い精度で予測できた。 〔データ収集・解析および執筆を担当した〕 (得居雅人、野田耕、梨羽茂、十河直太、船津京太郎、小宮秀一) |
その他 | 大学陸上競技選手の身体組成評価のためのソマトタイプの有用性 | 共著 | 2009.5. | ランニング学研究21-1 | 大学陸上競技短距離・跳躍選手のソマトタイプと身体組成を比較検討したところ、両者の間には有意な相関関係が認められ、特にMesomorphyとEctomorphyはFat-free mass index(身長で調整した除脂肪量指数)を深く関連していた。これより、身体組成の推定にソマトタイプを利用できる可能性が示された。 〔データ収集・解析および執筆を担当した〕 (得居雅人、野田耕、船津京太郎、小宮秀一) |
その他 | Effects of pedal frequency on muscular efficiency during cycling exercise | 共著 | 2005.9. | Proceedings of the 20th Annual Symposium on Biological and Physiological Engineering 167-170 | ペダル回転速度が自転車駆動運動中の筋の機械的効率(true efficiency; ηtrue)に及ぼす影響を明らかにするため、7名の被験者に総仕事量(内的仕事量+外的仕事量)が同一である3種類(40,80,120 rpm)の一定負荷運動を5分間行わせたところ、80 rpmにおいてηtrueが有意に高値を示した。これは、40・120 rpmでは80 rpmと比較し、より大きな張力(40 rpm)や収縮速度(120 rpm)が要求され、効率の悪いTypeⅡ線維の動員が増加したためと推察される。 〔筆頭著者として執筆を担当した〕 (得居雅人、平木場浩二) |
その他 | Relationship between internal work and metabolic rate during cycling exercise | 共著 | 2005.6.1 | Journal of Physiological Anthropology | 自転車駆動運動時の内的な仕事とエネルギー代謝の関係を明らかにするために、7名の健康な男性が、5種類のペダル回転数(40,60,80,100,120 rpm)での5分間の無負荷(0kp)運動を行った。内的仕事と、酸素摂取量及び積分筋電図の変化率の関係をみると、両者とも40Wを境に指数関数的に増大した。これらの要因としては、筋小胞体でのCa+の出し入れの頻度の増加によるATP消費の増大や、速筋線維の動員の増大によるものと推察される。 〔共同研究につき、担当部分抽出不可能〕 (森元雄亮、得居雅人、平木場浩二) |