本学は1965(昭和40)年、経済学部経済学科の単科大学として開学されました。長い歴史の中で、時代に即して学部・学科の構成も変遷を重ね、現在、経済学部には経済・経営学科と地域創造学科の2学科が設置され、卒業要件を満たした者に学士(経済学)の学位が授与されます。
なお、「経済学」とは、一般的に社会全体の限られた資源をどのように分配していくかを考える学問であり、また、「経済学」と関係が深い「経営学」とは、企業が有するヒト・モノ・カネ・情報などといった経営資源をいかに効率的に配分し活用していくかを学ぶ学問です。
本学経済学部経済・経営学科では、経済学領域と経営学領域を幅広く学び、経済・生産活動の主要な担い手となるべく、社会における様々な課題の解決に果敢に取り組む人材を養成します。また、地域創造学科では、地域の直面する諸課題を見つけ、それら課題の解決策を探るという、現在社会に必要とされる実践力を身につけた人材を養成します。
経済学部全体として、経済学領域と経営学領域の基礎を習得させるとともに、知識基盤社会において必要な「課題探求能力」「課題解決能力」「調査・分析能力」「コミュニケーション能力」「実践力」「調整能力」を有する人材の育成を目的としています。
最後になりますが、周知の通り、近年では、IoT(Internet of Thingsの略。モノのインターネット)やAI(artificial intelligenceの略。人工知能)、ブロックチェーン(仮想通貨)などといった技術の進歩が激しく、社会はめまぐるしく変化しています。今後、低い付加価値しか生み出せない単調な仕事はますます人工知能に取って代わられ、人々の働き方やライフスタイルにも大きく影響すると考えられています。このような社会情勢の環境変化に即応するためには、今までのように受け身の姿勢が強く積極性や創意工夫が足りないままでは確実に取り残されます。必要なものは自ら見つけ出し、学んでいかなければなりません。志高き前途有望な皆さんと共にこのような複雑多岐な現代社会を生き抜くため、一緒に学んでいこうと切に願っています。