教育・研究活動

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地域連携推進センター

ご挨拶

人生100年時代の到来とSociety5.0(狩猟・農耕・工業・情報社会に続く人間中心の社会)、国連によるSDGs(持続可能な社会づくり)の提唱など、未来へ向けての社会の在り方が模索されています。その中にあって、グローバル社会の中のローカルの見直し、いわゆるグローカリゼーションが注目されています。地域社会の住民が地域社会の運営に主体的に関わること、地域社会の住民が自ら希望することを学び、その成果を地域づくりの人材として活かすことが求められています。
このような中、大学の役割は地域社会の拠点として、ひとづくり・地域づくり・つながりづくりを支援することです。九州共立大学地域連携推進センターは先進的な地域連携システムを構築し、「地域の皆様と共に」をモットーに、オープンな存在としてのその機能を提供します。多くの皆様のご活用をお待ちしております。

九州共立大学 地域連携推進センター 所長 山田 明

地域連携推進センターの活動内容

地域連携推進センターでは、本学が協定を締結している自治体等の機関および協力関係にある自治体との連携により、地域課題解決のためのボランティア活動や教員・学生を派遣しての公開講座等を実施しています。
また、地域との連携や地域貢献の拡充の為、地域連携の実施に伴う委員会に学外委員を自治体や各団体より招聘して、「事業プラン」の策定や意見交換会をおこなう『地域連携協議会』を開催し、地域密着型の活動が出来るように組織しています。
この地域連携の主旨は、地域貢献・地域の課題解決を行い「地域と共に歩む大学」の実現と、学生の人材育成にも重点を置き、学是である【自律処行(自らの良心に従い、事に処し善を行う)】の具現化を目指しています。

協定を締結している自治体・団体と協定名

1.岡垣町(H27.8月)

「岡垣町と九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


2.北九州市スポーツ協会(H27.8月)

「九州共立大学と公益財団法人北九州市体育協会のスポーツにおける教育・研究及び振興の連携協力に関する協定」


3.北九州商工会議所(H27.10月)

「北九州商工会議所と九州共立大学との連携に関する協定」


4.北九州市教育委員会(H27.10月)

「九州共立大学と北九州市教育委員会の学生ボランティアに関する協定」


5.北九州市(H29.1月)

「九州共立大学と北九州市によるスポーツの振興及びスポーツによるまちのにぎわいづくり並びに人材育成等に関して連携・協力するための包括連携協定」


6.水巻町(H29.8月)

「水巻町と九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


7.芦屋町(H30.8月)

「芦屋町と九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


8.遠賀信用金庫(H30.12月)

「遠賀信用金庫と九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


9.北九州あゆみの会(R元.7月)

「学校法人福原学園 九州共立大学と社会福祉法人 北九州あゆみの会との包括連携に関する協定書」


10.北九州市(R元.12月)

「北九州市における子ども食堂の支援に向けた取組に関する協定書」


11.福岡県立社会教育総合センター(R2.10月)

「福岡県立社会教育総合センターと九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


12.福岡県立少年自然の家「玄海の家」(R2.10月)

「福岡県立少年自然の家「玄海の家」と九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


13.福岡県立英彦山青年の家(R2.10月)

「福岡県立英彦山青年の家と九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


14.遠賀町(R2.10月)

「遠賀町と九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


15.宗像市(R4.1月)

「宗像市と九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


16.第一生命株式会社(R4.3月)

「九州共立大学と第一生命保険株式会社との包括連携協定」


17.一般財団法人サンビレッジ茜(R5.2月)

「一般財団法人サンビレッジ茜と九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


18.株式会社フォーバル(R5.7月)

「九州共立大学と株式会社フォーバルとの包括連携協定」


19.中間市(R5.7月)

「中間市と九州共立大学との包括的地域連携に関する協定」


20.福岡県立西田川高等学校(R6.1月)

「九州共立大学と福岡県立西田川高等学校の連携教育に関する協定」


活動紹介

寄付講座一覧

大和証券株式会社

授業科目名

研究会H(金融リテラシー講座)

授業概要

金融に関する基礎から証券取引・投資の実際にいたるまでを取り上げる。経済の基礎知識や経済情報の見方や、金融の意味などから、金融機関、金融市場、証券市場に取り上げる。また、株式・債券、投資信託の基本的説明や投資の方法、リスクとリターンなどの実際も説明する。証券市場および投資について全般を理解できる構成としている。


第一生命株式会社

授業科目名

研究会K(生命保険総論)

授業概要

生命保険分野について理解を深めるとともに、キャリア形成の意識向上を図ることを目的とする。具体的には、「生命保険業界・金融業界全般に関する内容」と「生命保険分野と関連が深い社会保障制度・保険に関する税制度」の解説を行う。また、金融リテラシーの向上のためのグループワークやキャリア形成の意識の向上にむけて、若手社員の体験談を実施する。

自治体との包括的地域連携事業

岡垣町との連携事業

町の玄関口である海老津駅前にイルミネーションを設置し、町のイメージアップを図るとともに、町の観光・交流人口の増加を目的に実施しました。

ⅰ 連携している地元産業界

遠賀郡岡垣町

ⅱ 連携事業における地域の課題

町のにぎわいの創出

ⅲ 課題解決に向けて設定した目標

①JR海老津駅前にイルミネーションの設置の協力と、そのPR活動
②町の観光資源である波津海岸及び町北部の観光PRのための町内フィールドワーク
③フィールドワーク後に町の観光について広報記事を作成する
という3つの目標を立て、実践しました。

ⅳ 地域の課題解決に向けた実施した取組み

海老津駅前にイルミネーションの設置
フィールドワークの結果を岡垣町の広報誌への掲載
広報おかがき チラシ



  • 海老津駅前にイルミネーションの設置
  • 海老津駅前にイルミネーションの設置


水巻町との連携事業

ⅰ 授業科目名

ワークショップB【ステップアップ方式公務員等志望者】

ⅱ 授業等を実施する学部・学科

経済学部 経済・経営学科

ⅲ 授業等の開講の目的

警察官や消防官、県や市の行政職員といった公務員等の職業は、地域住民が快適で安心して安全に暮らすことのできる生活環境をつくるため、極めて社会貢献性の高い職業です。
この授業では、社会貢献活動について考え、課題解決型学習(PBL)やデスカッション、グループワークを行い、将来、公務員等を目指す人に社会貢献マインドを身に付けることを目的として開講します。

ⅳ 授業等の具体的な内容

①地域連携協定に基づく共同事業(過年度事業)
地域連携を締結している町の特産品を使ったレシピ開発を行い、自治体が連携して町の魅力をPRできるようなイベントを開催します。
②防犯ボランティア
防犯マップ作製、防犯パトロール、防犯教室を開催します。
③水巻町環境出前講座
水巻町内の小学校に対して出前講座を行うことにより、子どもたちへの環境問題啓発を行います。
④JR東水巻駅周辺等整備事業への参加
JR東水巻駅周辺等整備基本構想の検討に向けたワークショップに参加します。



  • 水巻町との連携事業
  • 水巻町との連携事業

地域課題解決の研究の実施

大学生の力によるまちの課題解決プロジェクト(宗像市 R4.6)

提案事業名

サステナブルツーリズム推進に向けた観光資源活用プロジェクト

提案する事業内容

1.目的

本プロジェクトでは、①レジリエントなまちづくりをツーリズムの観点から推進し、②観光客など県外からの滞在人口を増加させ、地域経済活性化を図り、③市内児童生徒が本学学生と共にまちづくりに参画することを目的とする。


2.内容

サステナブルツーリズムの推進、ひいては、レジリエントなまちづくりを推進するためには、地域経済を担う主体が一丸となって再考し、これに取り組む必要があるものと考え、本プロジェクトを提案する。

提案事業名

宗像市の地域学 『大島学~玄海の浦奉行~』

提案する事業内容

1.目的

筑前大島の豊かな歴史遺産と大学の知・学生の学びを協働させ、地域住民のシビック・プライド(地域自慢)を喚起するボランティア活動を通して地域活性化に寄与することを目的とする。


2.内容

大島の地域活性化を目的に、豊富かつ貴重な歴史遺産、伝承などの魅力を掘り起し、冊子を編集して、島内外に広報する地域学を構築する。
本事業は、江戸前期から幕末にかけての黒田藩(浦奉行)に関係する歴史事項を取り上げる。
近年の歴史ブームを背景に、幕末の勤王の志士として著名な藤四朗・月形洗蔵らの流刑地として関心が高まっている。
具体的には、公開されている既存の文献・資料の整理、フィールドワークを実施する。

大学生の力によるまちの課題解決プロジェクト(宗像市 R5.6)

提案事業名

世代間・領域間化学反応プロジェクト

提案する事業内容

1.目的

宗像市で長年生活し、宗像市の良いところも悪いところも熟知している「高齢者の知恵」をデータ化し定量・定性分析を行うことで「見える化」し、市が抱える課題に対する政策提言を行う。


2.内容

第1段階:高齢者から若者に継承したい「思い」を聞きとる。大学生の素直な心と行動力をもって、調査対象地区の高齢者と交流を図りながら、高齢者の長年にわたり蓄積された知恵を掘り起こす(質問紙法)。
第2段階:高齢者の「福祉」「環境」に関する多様な情報を分析し市の課題を把握する。課題への対応として、特にナッジ政策の可能性を検討し、市民の自発的な行動変容やライフスタイルの変化を促す施策・取組みについて考える。
第3段階:1・2段階で得た知見をもとに高齢者・大学生・児童の世代間交流を図り、政策の提言につなげていく。

提案事業名

地域共生社会へのパラダイムシフト ~パートナーシップを基軸にした自然災害に強いまち~
宗像市地域防災100年プロジェクト

提案する事業内容

1.目的

裾野の広い市民間の「防災・減災に対する助け合いネットワーク」を構築し、人命被害ゼロのまち宗像市を目指し、様々な団体、人々によるパートナーシツプを基軸に、ゴール13の目標達成を目指しながら、誰もが安心して住みよいまちづくりに寄与する。


2.内容

【自然災害への防災・減災のための地域防災教育】
(1)小学校における子ども向け事業

①ソフトバンクCSR本部よりPepperくん貸与中の小学校での遊びながら防災を学ぶ「あそぼうさい」を開催する。

②コミュニティセンターを活用した子ども向け「あそぼうさい」を開催する。


(2)コミュニティセンターにおける地域防災会議

①ワークショップを開催する。HUGゲーム(避難所運営)

②地域防災こども会議を開催する。


提案事業名

“宗像”歴史まちづくりプロジェクト2023
『 宗像学 ~ムナ・フク<宗像・旧福間>古城物語~ 』

提案する事業内容

1.目的

宗像市の豊かな歴史遺産と大学の知・学生の学びを協働させ、市民のシビック・プライド(地域自慢)を喚起するボランティア活動を通した地域活性化・まちづくりへの寄与、また、地域の歴史資源や伝統文化の保存および継承の取り組みにも貢献する。


2.内容

宗像市の地域活性化を目的に、豊富かつ貴重な歴史遺産、伝承などの魅力を掘り起し、冊子を編集して市内外に広報する地域学を構築する。また冊子の内容の理解を容易にする目的でDVD動画(現地フィールドワーク)も併せて作成する。本事業では既存の地域史の枠組みにとらわれず、学生の新たな視点で宗像の魅力を再発見したい。具体的には、公開されている既存の文献・資料の調査、整理、フィールドワークを実施する。
※なお本プロジェクトにおいては、「宗像」に旧宗像郡(福間町・津屋崎町)も含めることにする。

提案事業名

スポーツを通じて宗像を「笑顔」に! ~宗像市民の弾ける「笑顔」を届け隊(たい)~

提案する事業内容

1.目的

大学生と中高齢者との世代間交流を中核に位置付けた情報発信支援ツールの開発による宗像市民のスポーツ参画の機会の促進、宗像市民のスポーツ価値志向の多様化の実現に向けた意識変革に寄与する。


2.内容

九州共立大学の学生が中心に「笑顔届け隊(たい)」を結束する。その後、宗像市における地域性に基づいた環境資源を活用したスポーツ推進を目的に開催されるスポーツ大会や教室に学生が赴き、スポーツ参加者の声についてインタビューを通じて入手する。学生が入手したスポーツ参加者の声を、生涯スポーツの楽しみ方の項目に当てはめ分析を行う。

大学生の力によるまちの課題解決プロジェクト(宗像市 R6.6)

提案事業名

民産官学協働型・地域活性化プロジェクト

提案する事業内容

1.目的

宗像市日の里地区に点在する民間店舗・公共施設(交通機関を含む)・地元特産物を「大学生の柔軟な発想力と行動力」により一つの面として再構成し、住民との協働により、対象地域に活力をもたらしていく


2.内容

第1段階:大学生の素直な心と行動力をもって対象地域(日の里地区を想定)の商業店舗や公共施設、JR・バス(コミュニティバスを含む)の利用状況をソーシャルマーケティングや環境経済学の観点から調査・分析を行う。
第2段階:コミュニティセンターにおいて「地域活性化」に関する課題認識・政策形成を目的としてワークショップを開催する。
第3段階:民間企業のソーシャルビジネス部門とのコラボレーションにより、①商品の企画開発、ラインナップ、②周辺地域での販売プロモーション、③「ひのさと48」と他の商業店舗との連携、④駅・バス停からの移動手段の確保、駐車場への誘導などの課題と改善効果について企画提案する。

提案事業名

「地域共生社会へのパラダイムシフト」
人と人が繋げる地域の防災~子ども真ん中プロジェクト~

提案する事業内容

1.目的

裾野の広い市民間の「防災・減災に対する助け合いネットワーク」を構築し、人命被害ゼロのまち宗像市を目指し、様々な団体、人々によるパートナーシツプを基軸に、ゴール13の目標達成を目指しながら、誰もが安心して住みよいまちづくりに寄与する。


2.内容

【自然災害への防災・減災のための地域防災教育】
(1)子ども向け「あそぼうさい」

①小学校での遊びながら防災を学ぶ「あそぼうさい」やPepperくん搭載の防災プログラムによる防災教室開催

②問題視されている子どもの体力向上のために、日本スポーツ協会推奨のACP(アクティブチャイルドプログラム)の動きの要素を取り入れたあそぼうさいコンテンツの開発

③HUGゲーム等を用いた防災教室(共助の大切さを学ぶ)

④学童保育及び保育園児を対象にした子ども向け「あそぼうさい」の実施


(2)コミュニティセンターにおける地域防災会議

①ワークショップ HUGゲーム (避難所運営)の開催

②地域防災会議の開催

提案事業名

夢と情熱の2年計画: 「第1回MUNAKATATHLONへ」

提案する事業内容

1.目的

宗像市の地域課題解決と新たな観光資源創出を目的に、参加者2000人を超える大規模なスポーツイベント「第1回MUNAKATATHLON」の開催に向けて準備委員会を発足する。


2.内容

1.地域ニーズの調査
地元住民や企業へのアンケート調査やインタビューを実施し、イベントに対する期待やニーズを把握します。

2.会場選定
実際に複数の候補地を訪れ、イベントに適した会場を選定します。

3.パートナーシップの構築
地元企業、自治体、観光協会などとの協力体制を築きます。

4.プレイベントの実施
小規模なプレイベントを開催し、実際の運営や集客の課題を事前に把握します。

5.広報活動の展開
SNSや地元メディアを活用して、イベントの情報発信を行います。

6.ボランティアの募集と訓練
イベント運営をサポートするボランティアを募集し、必要な訓練や説明会を行います。

7.交通・宿泊施設の調査
イベント参加者が利用する交通手段や宿泊施設の調査を行い、アクセスの良さや宿泊先の充実度を確認します。

8.リスクマネジメントの計画
イベント実施に伴うリスクを洗い出し、対策を検討します。

9.地域の魅力発信
宗像市の観光資源や特産品を紹介するパンフレットやウェブサイトを作成し、イベント参加者に宗像市の魅力を広く伝えます。

10.環境への配慮
イベント開催による環境への影響を最小限に抑えるための取り組みを検討します。

11.「第1回MUNAKATATHLON」の素案作成
これまでの調査結果やプレイベントのフィードバックをもとに、「第1回MUNAKATATHLON」の詳細な計画を作成します。

提案事業名

「遊び」と「文化」の融合による新たなスポーツ・運動のきっかけづくり

提案する事業内容

1.目的

スポーツ科学を専門とする大学生を中心として、青少年やシニア世代までの運動・スポーツ無関心層をターゲットに定め、誰もが参加可能な「遊び」と「文化」を主軸としたプロジェクトを展開することが必要なことから、「遊び」と「文化」の融合による新たなスポーツ・運動のきっかけづくりを目的としたプロジェクトを展開する。


2.内容

「遊び」プロジェクトの1つ目として、宗像ユリックスやグローバルアリーナにおけるオープンスペース(空地/未活用地)を活用し、大学生がルールや用具をアレンジし、等身大のオセロを用いた頭を使い身体を動かすプログラムを実施する。2つ目としては、レクリエーション種目として地域に普及する「しっぽ取り」のルールを大学生がアレンジし、大学生が宗像市内の子どもからシニア世代の方々との交流を図る。
「文化」プロジェクトの1つ目としては、「スポーツで笑顔・元気あふれるまちづくりフォトコンテストin宗像」を開催する。2つ目としては、「川柳」という文芸を通じてスポーツを楽しむことをテーマとした「スポーツ・健康川柳コンテスト:せん、理由(りゆう)ある?」を開催する。